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それぞれの思い

昨日の「別世界」という発言もそうなのですが、大震災の被災地、東北と言っても今の生活は本当にそれぞれです。

岩手の沿岸部は地震と津波で全てを失い今なお見つからない家族を探しておられる方や仮設住宅で辛い生活をされている方も大勢いらっしゃいます。

福島の浜通りも津波と原発事故に住み慣れた場所を終われた方が今も大勢いらっしゃいます。
それを思えばこうして遊びに出られていつも通りの生活ができる私達は被災者などと言えない事は承知しています。

でも、福島に戻ると何となくピリピリした空気を感じます。
それは寒さとかではなく、みんなが不安を抱きながらもそれを無いような顔で生きる不自然な平安が生み出すものではないかと思います。

いっそのこと本当に放射線と一緒に暮らしていく覚悟を決めてその為の体制を整えた方が楽に生きられるのではと思うのですが。

考え方は本当に人それぞれです。
私は震災を忘れないで欲しいと思うし、その為のアプローチはたくさんして欲しいと思います。

でも、今日の道すがら福島の物産出店を見て
「いつまでも震災震災言わないで欲しいよな」
「福島のものをわざわざ持ち出して売る必要あるのかよ」
と言って行った人の言葉がちょっと痛かったのは事実です。
見つけて楽しい気持ちになって撮った花カッパがちょっと今は寂しそうに見えます。


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