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自主避難して正解「?」

ネットのあちこちで福島民友の1月3日の新聞の見出しが話題になっています。

「自主避難して正解」

「福島は人が住めないところであることを認めた」
なんてことを書いているブログの方もいるのですが、よく読めば続く見出しだけでも

原発災害「復興」の影 ■自ら逃れる @ 
肯定求める親の判断 古里を離れて心に負担

10回シリーズの自主避難の人達にスポットを当てた復興の「影」の話なのです。
自主避難した人達の避難先での苦しみや葛藤を震災後の離婚騒動や生活苦などを通して書いています。

自主避難した人は故郷を離れ、不自由な生活をしている。
故郷を捨てたと思われ、帰る事も難しい。
避難した人達を否定、非難する人も多い。

肯定する何かが欲しいと思う。
自主避難して正解だと思いたい。
けれども避難した彼らが正しかった=残った福島の人間に明確な健康被害が出る事。
自主避難者は放射能に対して過敏な人が多い。福島からだけでなく関東から避難した人も少なくない。
また母子避難で経済的にも苦しい状況にある人がいる。
残る人達の方が幸せに見える。
それでも、それが正しかったと思いたい。
沖縄で青森の雪でのイベントも放射能が不安だと中止に追い込んだ人もいる。
福島に残る人々を不安から非難する人も。
一方で残った人も不安を抱えて生きている。可能なら避難したいと思う人は潜在的にはかなりいる。
それでも帰りたくても帰れない人もいる。
家族や、友人、故郷が大切だから残る選択を選んだ。
自主避難者は家族が大事だからこそ逃げる道を選んだ。

福島民友のシリーズは多分、そんな自主避難者とそうでない人達が認め合い、歩み寄るきっかけになればという記事なのだと思います。
うちは新聞を取ってないのですがコンビニや出先でななめ読むだけでもそれは解ります。
本当に悩んで自主避難を選んだ人を責めるつもりはありません。
ただ、残った人も出た人も悩んで苦しみ、考えて生きている福島の人間を言葉尻だけとって偉そうなことを言う人達には「ちゃんと」考えて欲しいと思いました。

今日の時点でこの連載は8回目。
次回と次々回でどう結論付けるのか、興味があるので明日と明後日は新聞を買って見ようかなと思ってます。
いずれ福島民友のHPとかに転載されるかもしれないので、その時は読んでみて下さい。

でも、この記事 正しくは
「自主避難して正解?」
だったのじゃないでしょうか?
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