ここは原発最前線の町

今日は勤労感謝の日。
私はありがたくも祝日休みですが、世にはそうで無い人の方が多いくらいで、今日もどこのお店も開いてますし、たくさんの人がお仕事をしています。
今頃、フィリピン台風の被災地で自衛隊の方やNPOの方も頑張っておられるんだろうなとも思いますし、何より原発作業員の方達は今も命がけのお仕事をされているんだと思うと頭が下がります。

先日から福島原発４号機の燃料棒の取り出しが始まっているそうです。
この作業が終わったからと言って直ぐに放射能が低くなるとかそういう訳では無いところは痛いですが、それでもこの作業が成功すれば福島原発の廃炉に少し近づけます。
私達の日常は誰かが、どこかで働いて支えてくれているから生まれている。
平和で当たり前の日常は、実は本当に貴重でかけがえのない宝物なのだということは、震災を体験して理解したことでもあります。
「誰もがなにもせずにただ得られる宝は所詮宝ではない」
とは最近大好きな小説の言葉。
それで言うなら、この日常は間違いなく宝であり、たくさんの人に支えられているものなのだと今は実感しています。
かといって何ができるわけでもないですが、この日常を守れるように努力し続ける事。
そしてそれを支えてくれる人に感謝する事だけは、忘れないようにしたいと思っています。