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アンパンマンのお父さん

昨日もちょこっと書きましたが、アンパンマンの作者、やなせたかしさんがお亡くなりになられたのだそうです。
御年92歳。
ガンで亡くなられたとはいえ、かなりの御長寿であったと思います。
やなせたかしさんの凄いところは92歳で亡くなられるまで現役であり続けたという事。
締め切りを破らず、新作をだし、アニメの仕事をして。生涯に1000体以上のキャラクターをデザイン。
その中には地域おこしや、朝食大事のキャンペーンの為のゆるキャラもいて本当に精力的に活動されていたそうです。

震災直後、私が持ち込んだアニメのCDが避難所のロビーで子供達の為にかけられていましたが、ラジオもたまにかかっていてアンパンマンや忍たま乱太郎の歌は、子供達が喜んで歌ったり、踊ったりしてました。

子供達はアンパンマンが好きですよね。
私はあんまり好きではないのです。
何故なら映画など一部の作品を除いては、その内容はいつも変わりませんから。
ゲストがいてバイキンマンが悪さをして、アンパンマンがそれを止めに来て、バイキンマンがやっつけられてバイバイキーンでハッピーエンド。
アンパンマンはバイキンマンという悪役がいるからこそ、正義の味方でいられるんだよなあ、とバイキンマンの方に感情移入しちゃったりします。
でも、アンパンマンはその繰り返しにこそ意味があるのだという解説を以前見ました。
アンパンマンもバイキンマンも成長することなく同じことを繰り返す。
人を思いやる心が大切で、人が困ることをしてはいけない。
悪いことをすれば必ず報いが来る。頑張る人は報われる。
その繰り返しによって子供達は大切な事を学ぶのだと。
アンパンマンというに憧れて、バイキンマンという悪のカッコ悪さを知ることで、子供は正義を学ぶのだと。
アンパンマンはけっして強くないけれど、自分の身を削って誰かを助けようとする。
お腹がすいている人に食べ物を差し出す。
それは、どんなときだって絶対に正しいことなのだと。
ああ、なるほどと思いました。
だからアンパンマンは子供達にとって大切な一番初めのヒーローなのだと。

私、アンパンマンは好きじゃないですけどアンパンマンのマーチは好きです。
特にアニメで使われてない一番が。

「そうだ 嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも

何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから、君は行くんだ、微笑んで」

生きる為に大切な事を学んだ気がします。

ご活躍とお心に心から感謝してご冥福をお祈りします。
やなせさんが生み出したアンパンマンはこれからも人々の心に勇気を与えてくれるでしょう。
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