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仮の町 田村市の役割

今日のニュースからの転載です。

 政府は9日、東京電力福島第1原発事故で被災した福島県双葉郡8町村との協議会を福島市で開き、避難地域の復興を加速させる「グランドデザイン(取り組み方針)」を提示した。
住民が放射線量の低い近隣自治体に集団移転する「仮の町」構想について、政府が受け入れ側を財政支援する考えを伝え、避難者の状況に応じた生活再建や居住環境の確保を進めるとした。


避難区域となった双葉8町村は基本的に避難区域への帰還を目標としています。
しかし、原発の収束作業が未だ本格的に進められていない現状、高い線量を記録する大熊町、双葉町などは5年後も帰還できる住民は50%を切るだろうと言われています。
その為、住民が帰還までの間集団移転する場所を作り、そこを生活と復興の為の拠点にするというのdが「仮の町」構想です。
今も、大熊、双葉、浪江をはじめとする市町村の方の多くが仮設での生活を余儀なくされています。
今後数年、十数年単位で故郷に戻れないのなら、仮設住宅での生活はあまりにも辛いものがあるでしょう。
その為に「仮の町」を作るという構想は納得できるものです。

現在、二本松などが名乗りを上げているそうですが、私は今こそ田村市が手を挙げてこの構想実現の中心的存在となるべきではないかと思います。

放射線量が比較的低く、地盤もしっかりしており、震災の被害も大きくなかった。
市街地は大型スーパーなどもあり、生活拠点として十分な能力がある。
郡山、福島などもほど近く、高速道路、電車の便も悪くない。
何より浜通りに隣接し、大熊、双葉まで1時間もかからない。
故郷へ戻る足掛かりとしては最適の場所である筈です。
初期からたくさんの人達を受け入れてきたいわき市、大きな被害を受けた南相馬市、浜通りまで遠い郡山市や二本松に比べれば、警戒区域を抱えていたゆえに町単位の避難を受け入れなかった田村市はかなり余力があると思うのです。

この事件を一番近いところで見続けてきた田村市は原発災害の恐ろしさもどこよりも知っています。
だからこそ、共に歩き、支えることができると私は信じています。
実現は大変でしょうががんばっている南相馬、元気ないわきに負けず、皆さんの為に田村市は田村市にできることをもっと積極的にやって欲しいと願わずにはいられません。
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