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福島が安全?

昨年は福島県産の野菜はずいぶんとたたき売りされていました。
まだ検査体制がちゃんと整っていないうちに出荷に踏み切った農家もあまり良くないのですが、それでも一部の直売所を除き、値段がつかず廃棄処分一歩手前でたたき売りされたという話をよく聞きます。
「去年はキュウリが高かったけど福島県産は安かったから、お世話になったよ」
と言うのはキュウリ好きの友人のありがたい弁です。
でも福島県内では福島県産野菜はほぼ普通に例年通りの値がついてました。
お米も、魚も、お肉もそんなに安くなかったです。
たまに卵が安かったりしましたけど、それも一時的なものだったらしいですし。
ただ、桃は例年よりずっと安い値段がついていて、今までなら手が出なかった良い桃もたくさん食べれましたが。

福島県の新聞は民報と民友二社あって(これって珍しいことらしいですね。地方新聞は一県一社と決まってるらしいです)そのどちらにも毎日放射線数値のページがあって、野菜や魚、お肉ばかりでなく、肥土や稲わらとかの検査も載っています。
先日、東京に避難していたある人が戻ってきました。
話を聞くに故郷が恋しいとかそう言うのとは別に放射能の不安があって戻ってきたとか。
「向こうではもう、本当に放射能の情報とかないんだもの。食べ物だって、空気だって全然わからない。不自由な向こうで不安になるよりはよく知ったこっちで不安になった方がいい」
そう言う考え方の人もどうやら最近は増えてきているらしいです。

まあ、こっちももう放射能の事なんかないような感じでみんな殆ど気にしていませんが(無料貸し出しのガイガーカウンターも最近は使用者がいないという話)それでも、調べる気になれば野菜の数値、水の数値、空間線量も割とお手軽に調べられます。
岩手、宮城は勿論、どこの自治体もここまでの調査はしていないでしょう。

基準値以上のモノは出荷していない、ということを信じられるなら、今は福島が一番、放射能を気にして避けて安全に暮らせるのかもしれません。
とはいえ、もう何度も言ってることですが、いっそここまできたらもっと徹底して、放射能の数値をはっきりと表示して販売するとかして覚悟を決めた方がいいと思うんですけどね。

ハウス栽培のイチゴはもう終わりですが、間もなく桃、ナシ、ブルーベリーと果物王国福島が名だたる果物の季節がやってきます。
昨年は例年より美味しい桃をたくさん堪能しました。
今年も、と願うのは失礼な話でしょうかね。

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