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多いと見るか、少ないと見るか

現在、私が職場で7月から着けている外部放射線の積算線量計があります。
それが今、示す数値は約0.42ミリシーベルト。
ほぼ建物内で過ごしていますが、木造なので数値は一般の家よりもやや高め。
事故直後、空気中の放射能が一番高かった時期の事を考えると今の時点で外部被ばく1ミリシーベルトをやや超えるくらいと考えるのが妥当だと思います。
それに食品の内部被ばくを倍として、さらに残り4か月分を0.4とするとまあ、おおざっぱな計算ですが田村市の放射線数値は原発事故からの1年で約4ミリマイクロシーベルトくらいということになりそうです。

加えて10月〜11月期に郡山、福島市の子供達がガラスバッジによる積算線量の測定を行った結果、最大の子が0.45に達したとニュースで見ました。
福島の子の中には0.5になった子もいたという話で平均では0.1〜2。
これを上記の計算で大雑把に考えると外部被ばくだけで年5ミリシーベルト。食品その他の内部被ばくを含むと12〜3ミリシーベルトということになるでしょうか。

さらに、飯館、渡利地区などの地区での問診調査の結果、3月から7月までの累積被ばくは約半数が1ミリシーベルト以上。10ミリシーベルト以上が10人。原発作業員が37ミリシーベルト、という発表でした。
1ミリ以上の人達の殆どは5ミリシーベルト以下だったそうですけれど。

これが多いと見るか少ないと見るか。
正直私達には判断ができません。
放射能については解らない事だらけ。
確かなのは100ミリシーベルト以上は癌の発生確率が上がることのみ。
安全に近いという1ミリシーベルト以上が危険、と言われたら福島全てが危険になってしまうので福島に住む以上、多少の放射線とは共存しなくてはならないのですが、その上で、この数値が怖がるべきか、注意しながらであれば大丈夫なのか、それともすぐ逃げるべきか。
情報が錯綜する中、はっきりと判断ができないのです。

とはいえ今、福島にいる人達の多くはリスクと共に生きていくことを選んだ人だと思いますが。
でも子どもが受ける数値としては高いとは思いますので、除染などは続けていく必要があり、さらに健康調査もしていくべきでしょうけれど。
「20ミリを超えない」
と報道されたりするのを見ると、なんとなく報道のズルさや裏を感じるのは、震災後の悪癖ですね。
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