蒼い氷の欠片

揺れる。

羊は駆け抜けて。

甘い夢はさようなら。



あの人に届かない。

触れたい、と願っても。



温もりが欲しい。
どうか、どうか。

気持ちの着地点はよく分からない。
結局メールは絶えてしまった。
それどころではないのかもしれない。

どうでもいい。

非常に疲れた。
お酒飲みたいなぁ……のんびり喋りながら、でも。



楽しいことが足りない。

つまらないわけではなくて。

変化、とか、そういう。

それを吐きだし足りない。

人と遊ぶのが楽しい。

人と繋がっていくのが楽しい。

人を繋げていくのも、楽しい。

それだけのこと。



無意識の喧嘩なんぞ知るか。

愛してる。
強くなる為。

愛してる？
分かってるから、ね。



繰り返し、繰り返し。

夢を見るんだ。
幸せだった、夢を。

なんで、生きているんだろうなぁ。



愛してる。

あの日に戻れたら、そう、言いたい。

それでもきっと、同じ道を歩きはしなかっただろうけど。



零れ落ちた一欠片。

二日くらい前から、ずっと声が聞こえていて、結構必死だったのだけど。
昨日の夜くらいから爆発している。
声で眠れなくなったのは久しぶりだった。

死ね、とか殺してやる、とかそういうのがぐるぐると。

今日ようやく、赤い部屋が見えた。
赤い女の人だったけど、姿が自分で思わず苦笑。
見えたら遥華に引っ張ってもらえた。
まだ安定はしないけれど。



赤い廊下はよく見るけど、部屋は珍しいかもしれない。
あの辺はやっぱり上二人じゃないと辛いなぁ。
じんも近付けないし。

凪さんがあそこの人なのも、再確認。
早く溶けて欲しいんだけど、思いの外もくまおうへの感情強いらしく、いなくならないなぁ……。
好きでも愛しているでもなんでもいいんだけど。
結局着地点は安定しているし。

あの人のこと泣くほど好きだけど、それだけ平穏に生きて欲しいという思いもあって。
だから、なんだと思う。

取り合えず赤いのどうにかしたい。

同情でもいい。
なんでもいい。

愛している。
愛しているよ。



とても、好きな、言葉だった。

今も繰り返し、響くくらいに。



愛しているから、×すの。
誰にも奪われないように。

それに、理由なんていらない。

愛している。

それだけがあれば、十分。



刹那に色を付けるのは、とても楽しい。

迷いなんて、もういらない。



愛している。



そう呟くのは、とても幸福なこと。

その幸福を破壊したい。

そんなことをしても、幸せにはなれない。

何もいらない。
他に何もいらない。

狂ってしまえば幸せなのに。

まだ、まだ留まっている。



朝日はどうか、あの人と。

目覚めは二人、寄り添って。



紫の花が散る前に。

愛している。
そう言えたら、楽なのだろう。

残念ながら、そんな感情はこれっぽっちもなくて。

好きだ、と言える。
だからこそ、いつかを思っている。
終わってしまう、その日のことを。

今が一番綺麗。
だから失うのが怖い。
だけどその日は、いつか来る。



求めているのは温もり。
絶対的な安心。

そんなものは、もう永遠にないと分かりつつも。

だから私は、彼を殺めようとする。



一瞬でいい、それだけでいい。
いっそ溺れてしまえたら楽なのに。

もっと好きになってしまえたら、と思う瞬間。

残念。

いいのかな、と思いつつ。
気付いていないのかもな、と思いつつ。

伝える優しさがあれば、違ったのかもしれない。
でもなぁ。

どちらにせよ、もうどうにもならないのは事実で。

仕方がない、と言いたくなる。
それは、私の台詞ではないのだけど。



幸福なら、良いこと。
そして私も、退屈ではないのだから。



来月は多分、逃げる月。

多分タイミングと被るから。
それじゃあ、楽しくない。