蒼い氷の欠片

幻。
それは一度きりの。

夢から覚めて。

一瞬が、揺らめいて。


安らかに眠れ。
深い、深い夢の中に。

目覚めて、そして終わる。

学校は楽しい。
変な人だらけだけど。
早く明日が来ないかな、なんて。
そう思えるから。

空が青く見えること。
風が気持ちよく感じること。
それが、私の幸せ。



もしかしたら。
今の私って、微妙な場所にいるのかもしれない。
あまり認めたくないんだけど…。
でも、そうなっても、私は出来ることをするだけ。

傍にいて、子守唄を歌うのが私。
頭をなでて、ゆっくり休んで。
その先は、助けられないだろうから。

泣いて、怒って、そして笑って。
そんな人生が、一番素敵。

ここ数日、呼びたい呼称と普段の呼称の狭間で呻いてたのですが…。
ちょっぴり開き直ったらしく。
好きなように呼び始めちゃいました。

この調子だと、後半月で確実に変わっていることでしょう。
一応すっきりしていることだし、まぁいいや…。
相手がどう思うか、それはちょっと気になるけど。


今のままじゃしっくり来なかった。
どうしても、その呼び方をしたかった。
だから、私は勝手にそう呼ばせてもらう。
心の底から嫌がられないのなら、ね。

呼び捨てって好きよ。
安心できるから。
親しいと、はっきり感じられるから。


偽りじゃ、ないよね。

鞄の中には、いつも一通の手紙が入っている。
お守りのような、そんなもの。
いつでも持ち歩いてるから、封筒は大分ボロボロになってきて。
いつも読み返すわけでもないのに。

あるだけで、何かが違うみたい。

思わず、微笑んでしまった。
だって向こうは、そんなこと知らないから。
言って、どんな反応をするんだろうね。


ちょっとした、秘密。
言えるけど言えない、そんな秘密。