ここは原発最前線の町

原発関連についてはいろいろと思うところは今もあります。
特に東電には言いたいことが山脈山々。
今も、明るいニュースは余りでてきません。
でも、結局何もできないのなら、私達は原発で働いている方を信じて待とうと決めたのです。
それに空気中の環境放射能は少しずつですが減っています。
仲間の測定する値を信じられなくなったら終わりとは何度も言ったことですが、原発からの直線距離に比べ驚く程値が低い我が町よりも、遠いのに風向きの関係で値が高い地域の方々のご心労は私たち以上だと思うのです。
福島や飯館の皆さんは大丈夫でしょうか。
いつもコメントで励まして下さる寒しじみさんは福島の方です。
こちらと同じなら４月からは保育施設なども開所する筈。
きっと心配であろうと思います。
どうかご無事でいて下さい。

重なる余震もあり、私達は被害の少なさの割に今も被災者の冠を脱げずにいます。
国は簡単に地図に線を引き、逃げろとか屋内退避とか言いますが、現在日本中に被災者が溢れている現状。
「どこに逃げても結局は同じではないか」
という思いが私達にはあります。
先に現在屋内退避のエリアに自主避難の勧告が出されました。
地元の避難者の為に避難所の準備を整えましたが、避難希望者は２日を経ても０。
本当に心配で避難が必要な方はもう逃げていますし、そうでない方はここにいたいのです。
生まれ育った町を離れたくはない。
離れざるを得なかった人も大勢いますが、もし叶うなら多少危険でもここにいたい。
それが今の私達の心からの願いです。
直ぐに良くなって欲しいとはもう言いません。
ただ、これ以上状況が悪化することなく、一人の被ばくによる死亡という犠牲者を出さずに事態が収束してくれることを願うばかりです。

あ、風邪はほぼ治りました。
長引かずに済んでよかったと思います。
まだまだ戦いはこれからですから。

震災から半月。
各地からの支援もやっと必要としている人々の元へと届きはじめ、被災地は徐々に落ち着きを取り戻し始めています。
原発被災地だけである私達の町は震災の傷跡も一見、町から消え、４月からの新年度の準備に本格的に取り掛かり始めました。
大熊町の方達が会津に移動すると言う話もあります。全部の方が移動し、落ち着けるようになるにはまだもう少しかかるでしょうが、小学生の勉強支援や、子供達のケアもボランティアの手によって動き始めており少しずつですが皆、前を向いて歩きはじめています。

風評被害や農業従事者の問題を置いても 後は原発がこれ以上酷いことにだけはならないように祈るばかりなのですが、今日、ニュースで過酷な原発作業員の労働条件の話を聞いて驚きました。
sankei.jp.msn.com
福島の為、いいえ、日本、世界の為に命をかけて働いてくれている人に、報いることもしないのか東電に改めて怒りを感じました。
せめて、暖かい布団と食べ物、着物を。そして心を休める時間と、外との連絡手段が彼等には与えられるべきです。
いつ何が起きるか解らない緊張感の中で、孤独と戦う事の辛さはよく解ります。今思うと私の苦しみなどは彼らの万分の一でしかないのですが。

私には、支えてくれる友人がいました。ブログを開いてからは多くの方が励ましてくれました。
それが、どれほど私を支えてくれたか言葉では言えない程です。
まだ宮城、岩手などの津波被災地では物資が必要かとは思いますが、もし可能であるなら原発の彼らにこそ、今、救援物資や励ましの声が必要なのではないかと思います。

どうか、被災地からでは届かない声を上げて下さいませんか？

祈りを、励ましの声を彼らに届ける為に。

昨日からの風邪は一応峠は越えたみたいです。
今日はずっと楽になっていますので仕事に出ました。
避難所の方々にうつしてはいけないので内勤メインですが。
人事異動も発表されてますますやるべき事は多くなります。
小鳥の声が聞こえる朝に安堵しながら原発の終息を祈る日々はまだまだ続きそうです。

風邪をひきました。
正直、本当に何年振りかです。
万が一にも避難所の人や仲間にうつしてはいけないので早く直さないといけないと思います。
実は花粉症の気も少しあって、春は気をつけていたのですが、今年はそれどころではなくてここ２週間は本当に花粉症の事なんか忘れていました。
それが、今日は風邪もプラスされて、クシャミ鼻水が止まりません。
目も少しゴロゴロします。
マスクや手袋をして過ごしていたせいかもしれませんが、意外に花粉症って気持ちの持ちようで変わってくるのでしょうか？

花粉症どころでなくて、花粉症のことを忘れていた身体が花粉症の事を思い出して、花粉症＋風邪を引いたということは少し落ち着いたと身体が判断したのかそれとも気が抜けたのか。とりあえず、今日の所は薬を飲んで、身体を暖めて早く寝ようと思います。
少しずつ営業時間を延長してきている地元スーパーと地元の小売店のおかげで、今日は卵と鶏肉が買えました。
暖かい親子丼を食べて、生姜湯を飲んで。お風呂に入って暖かくして眠る。
頑張って明日には風邪が治るようにしたいです。
当たり前の風邪の直し方

それがどれほど幸せな事か、震災が起きて初めて知りました。

各地の避難所で暮らしておられる方々が風邪などに苦しむ事がありませんように。

昨日、震災から２回目のガソリンを入れられました。半分を切っていたのでほぼ満タンに入れられて少し安心できました。
以前は５時間待ちであった給油の列が、今回は２時間くらいで入れられたのは運が良かったと思いますが流通が回復して来たことで少しずつ皆にいきわたるようになってきたのかもしれません。
また、昨日は珍しく原発の作業トラブルが報道されませんでした。
作業が少し順調に進んだのかな、と嬉しく思います。細かい点では土壌汚染の疑いとか困る事とか嫌なニュースもありましたかが、暗いことばかり考えていても仕方ないと気持ちを切り替えることにしました。

ニュースや報道番組も朝と夜以外は見ないようにして、毎日少しずつ良いことを探してみようと思っています。
あ、今日、久しぶりにコンビニでカレーを見つけて買う事が出来ました。
コンビ二カレーは食べたことなかったのですが美味しかったです。
割と料理はする方なので今まで気づきませんでしたが、今度タイミングがあったらスパゲティとかも試してみようかと思います。

お勧めのものとかありますか？

私達は必ずここを乗り越えて元の生活を取り戻します。

当たり前の事が幸せであったと知ったから、その生活はかけがえのない輝かしいものになるでしょう。きっと。