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東電の責任

今日、友人がニュースで田村市の避難所にいる大熊町の方々に東京電力の幹部がお詫びに来たというのをやっていたと教えてくれました。
我が町の避難所には来ていませんが、来ない方が無難かもしれませんね。
来たとしてもシカトか拒否か袋叩きのどれかですから。
福島県の知事が東電社長の謝罪の面会を拒否して
「謝罪している暇があったら早く事態を終息させろ」
と言ったとか。
まったく同感です。
今、彼らの謝罪になんて1mmの価値もありません。
最近、東電の職員が記者会見に顔を出すようになりましたが本当のピンチにはなりを潜め、なんとかなりそうになって顔を出す態度が気に入りません。
それに大熊町の方々が言っていました。
「俺らは原発でまあある程度潤ってたから仕方ないところもある。でもあんたらはいいとばっちりだよなあ」
そう。なんにも悪い事をしていないのに迷惑を被っている人がたくさんいるのです。
原発で命がけの作業を続ける人々。
福島県全地域の人、避難を受け入れてくれた他県の方々。野菜農家、酪農家、漁業関係者、その他、不安な日々を過ごしながらも福島県を心配してくれる日本中、世界中の方々勿論、大熊町や双葉の方々も。全てが今回の災害の被災者です。
全ての人々に謝罪する事なんてできないのですから、今、やるべき事は謝罪行脚などではないはずです。

やるべき事を終え、それから保障問題にちゃんと向かいあって欲しいものです。

今日は卒業式

もし、地震が発生していなければ、今日は小学校の卒業式でした。
大熊町の6年生は昨日卒業の集いというのをやったらしいです。
田村市は幼稚園の卒園式も中止、子供たちはひと足早い春休みに入ってしまいました。
でもそれを喜んでいる子供は多分余り多くはないと思います。
何もお別れらしいお別れも言えずに、練習した式も出来ずに終わってしまった学校生活。直接の関わりの少なかった私でさえ寂しいと思うのですから、本人達やご家族はなおそうでしょう。

田村市は来年度の事業は予定通りやる方針で準備を始めました。今、この地にどれほどの人がいるのか、子供はどれほどいるのかわかりませんが、4月には避難したみんなが戻って来て、桜の下でみんなで笑い合う姿が見られたらいいなと思います。

未来の福島

なかなか進まない原発の事故の終息ですが、初期に比べて自衛隊や各地の消防などたくさんの人が関わって下さっているので私達ができるのは相変わらず信じて待つことだけです。
ただ土壌や大気汚染は心配なところ。
福島の高原野菜や牛乳は甘くて美味しいのに、出荷できないようになるのは正直悔しいです。
それを食べてと他の方に強要する事はできませんが全てが元にもどる日が来るのかはやはり心配です。
けれど、ここまで来たらけっこうみんな前向きに考えています。
「毎日、紫外線や花粉情報のように放射線情報が朝流れて、今日は多そうだから長袖着て行こうかとか話をする。健康に気を付けてこまめに健診を受けるから、病気の発症は多くても完治率も高くて結果長生きの町に」

もちろん、半分以上冗談ですが、それくらいこの地に生きる私達は覚悟を決めているのだという事です。
未だ終息の気配も見えない原発の事故。
けれど私達はギリギリまでこの地で生きていきます。
福島の未来をみんなと一緒にこの地で見たいから。
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