昨年末大掃除をしている時にこんなものを見つけました。
「故郷ルネッサンス」
企画 双葉町役場
1996年発行の双葉町が出していた町のPR本のようですね。
東京に住んでいた家族が双葉町に来て、東京での無味乾燥な生活から双葉町の温かみのある生活を体験することで故郷を感じる。
というもの。
マンガパートと小説パートがあって、なかなか面白かったです。
海があり、山があり、本の中でも無菌豚や、新しい取り組みをしている米作りなども紹介されていました。
海で泳ぎ、稲刈りをし、みんなで運動会を楽しむ当たり前の田舎。
「この町には田舎がたくさんある」
とマンガの中で少女が言っていましたが、その田舎が今は無くなっています。
いつか、取り戻せるのか。
そう思うと決して泣けるマンガではないのに涙が出てきました。
いつか、この本にあった当たり前の田舎である双葉町が戻ってくれればいいなと思います。
何年何十年先になるか、解らないけれど…。