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久しぶりに田村市がニュースに出たと思ったら。

田村市は警戒区域を抱える被災地でありながら、あまり報道されることのないエリアです。
最初の頃は原発に近いから。
今は、大きな被害が少なくて絵にならないから、でしょうか?
もう少し積極的に動いてもいいんじゃないかと良く思うのですが、まあ、それはさておき。
久しぶりに田村市が全国ニュースに出ました。
それは、ゼネコンの除染の杜撰さを表す、除染廃棄物の不法投棄問題ででした。

現在田村市には除染や原発作業を行う人達が多くやってきて、環境庁などから請け負った各地の除染を行っています。
その除染で出た廃棄物。例えば草とか土とかそう言う者は現在仮置き場に置くしかないとはいえちゃんと土嚢袋に入れてしっかりと管理されなければいけないことになっています。
しかし、手間と時間がかかるということで、その廃棄物を道路から近くの沢などに投げ捨てていたことが発覚したのです。
投げ捨てられたビニールシート、木の枝、草などで3年前までは美しかった沢が見る影もなくなっていました。
除染は今や大きなビジネスになりつつあり、大手ゼネコンからヤクザ系まで狙っている分野だそうです。
しかし、環境庁や国から多額のお金で引き受けた後、それを下請け、孫請け、さらに下にまで丸投げするのが大手のやり方。その過程で少しでも手間を減らして儲けを出そうとした人達は確かに悪いですがそれ以前に、どこか根本的なところで何かが間違っているような気もするのです。

除染というのは結果的に放射性物質を害の届かないところに隠し避けるだけの話で、かんたんに無くすことはもともとできません。
でも人の健康と心に直結することであるだけに、請け負う人達にはもっと誠実な対応を望みたいものだと思います。
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