福島君
日本ニュータウン、第七区画の住人達を纏める管理人。
背がとでも高く、体格もいい(日本ニュータウンで3番目に大きい)
でも、性格はおだやかで、のんき。
その包容力で住人達を優しく守っていた。
我慢強く人を裏切らない東北人気質の持ち主。
だた自分の大切な子達を守ろうとするあまり、他の事が目に入らなくなる猪突猛進のところも。
長い黒髪は、今、ペンキで真っ赤。
住人達のペンキを落す手伝いを一生懸命しながら
「今までのような性格ではやっていけない」
と地主さんや大企業と戦っていく決意を固め手を握り締めている。
福島さん
507番地に住んでいる福島君の妹。
しっかりもので頼りになる住人達のリーダーで委員長タイプ。
原発からはかなり離れているが、風向きの関係でペンキはかなり被ってしまっている。
心の中では不安を抱えながらも、それを表に出すことはせずに、避難してきた双葉さんや浪江さん飯舘さん達を家に泊め住人達を励ましながら福島君の手伝いをしている。
趣味は花の手入れとお菓子作り。
春になるとその花を見にたくさんの人がやってきていた。
伊達さんなどと一緒に果物も育てている。
気は強いが、心は優しい女の子。
私が避難所で、直接避難されてきた方々と対応したのは一カ月足らずの事でした。
その後は、時々震災関連のお手伝いをしながらも、自分ので職場で、自分の仕事をしています。
ですから、私より社協の方々や、ボランティアをなさっている皆様方の方がずっと直接皆さんを助ける役に立っていると思います。
というか比べたらいけないくらいです。
秋の収穫シーズンを迎え、福島への偏見が強まる反面、写真週刊誌などの見出しなどからは福島原発の話題などは消えつつあります。
先日、福島の新聞の一面からも震災関連の話題が消えました。
放射性物質の事などなかったように、普通に生活している私達も、原発の事など無かったことにして忘れたいとは思います。
けれど、やっぱり忘れてはいけないと思います。
見なかった事にしてはいけないと思います。
どんなに無かったことのようにしても、時は巻戻らないし、地震は起きたのだし原発は壊れたのです。
それを風化させずに、考え続けて欲しい。
今後に役立てていきたい。
その方法を考えていきたいです。
まだ、何も終わっていないのですから‥‥ 。