ここに、先日買ってきた卵があります。
普通、卵は1パック、198円から200円を超えます。
特売などで安くなって128円とか。
大抵午前中に無くなります。
でも、昨日の夜閉店前に近所のスーパーで売っていた卵は本日の目玉商品。1パック
88円でまだコンテナ一つくらい残っていました。
仕方ないかな、と思います。
「都路のたまご」
元は都路たまごは安心と美味のブランドで、他所よりもむしろ高いくらいでした。
拘ってそこの卵を買っているレストランもあると聞きます。
イトーヨーカドーや、ヨークベニマルなどスーパーに大きなシェアを持っていて、都市部にもかなり出荷されていると思います。
しかし、この都路農場は原発から約25kmの先ごろまで避難準備区域であったところ。
手に取ろうと思う時
「この卵は大丈夫なのか?」
そういう心配が私達でさえ、頭をよぎるのです。
原発事故以降、卵に放射性物質が検出された事例はないと聞きます。
でも、それを知る術はよっぽど気合を入れて調べないと無く、ちょっと都路たまごとぐぐったくらいでは放射線検査の結果は出てきません。
公式のHPにも放射線検査の結果へのリンクは無いのです。ちゃんと調査しているようなのに。
『消費者の声を財産にして、タマゴの味を追求』
『子供達に安心・安全なタマゴを届けたい』
HPにて社長さんはそう記載しています。
だったらこういうところがまず先頭を切って放射性物質の検査結果の公表と公開をやってもらえないかと思います。
現にきのこなどではそういう対応を始めた所もあります。
ほんの僅かのパッケージの変更と、数枚のチラシで私達は安心してたまごを手に取れ、おいしいたまごをおいしく食べられるようになると思うのです。
先日の花火、護摩木に代表される偏見はついに工業物質にまでおよび郡山の業者が作った鉄骨を橋の工事に使用しようとしたところ抗議を受けたというニュースを聞きました。
「風評被害」であると主張する為にも、私達は放射能を無かった事にするのではなくしっかりて向き合っていかなければならないのではないでしょうか?
都路たまごはおいしいです。今日はたまごかけごはんでいただきます。