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『七夕』

(TOV/ユーリ)世界主



「そういえば今日七夕だったわ」

「タナバタ?なんだそりゃ?」

「あーっと…とある伝説の一つで、天の川に隔てられ離れ離れになってしまった恋人たちが一年に一度だけ会うことが出来る日、だったかな」

「恋人たち、ねえ」

「ちなみにこれ空の様子に由来されててね、夜空で天の川が一番綺麗に見えてる間にその二人は共にかけがえのない時間を過ごしてるんですって」

「夜空……って曇りじゃねーか」

「まあこんな梅雨時期だったら当たり前よね。二人も会えてなかったりして」

「ロマンチックのかけらもねー一言ですこと」

「なによ、そっちこそ『雲の上では晴れだから無事に再会してるさ』ぐらい言ってみたら?」

「そういうのはフレンに譲っときます」

「…まあ確かにユーリが言ったら雪が降っちゃうわな」

「(ピキ)ほーう…そういうことだったら望み通り言ってやるよ」

「や、別に言わなくても……」



「二人が羨むくらい愛し合ってみませんか」

「はい却下!!」



この後拒否権なしで襲われ殴っとけばいい。今になって気付いた七夕ですが織姫さんと彦星さんに時間くれと願いたいです(無理だ)



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