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『母が贈る子守歌』

(D.Gray-man/アレン)世界主




ピピッピピッ


「………あ」

「39℃…か。こりゃ今日は修行は無理ね」


規則的に音を立て予想以上の数値を出した体温計越しにアレンを見る。普段より赤く虚ろ気な表情でベッドに横たわるアレンと、眉を寄せているカナメの間をうろちょろ心配そうに飛ぶティムキャンピーを横目にカナメは椅子から腰を上げた。


「あ、」

「とりあえずクロスをどーにかしてくるか…」

「え、あ…」


そういえば扉の向こうには自分の師が朝食を待っていたっけ。そう朧気に思えばいつの間にかカナメは扉の近くまで行っている。その素早さか、もしくは寂しさか、思わずアレンは呼び止めようとかすれかすれ声を上げた。


「か、カナメ、あの…」

「おいカナメ、腹減った。早く飯喰わせろ」

「朝っぱらからタバコ吸ってんじゃねーよ不健康野郎。あとは添えるだけなんだからあっちいってろ!で、アレン、どうしたの?」


心配そうにこちらをみるカナメ。だけど師であるクロスを待たせることを考えると後々恐ろしいことになりそうだ…そう一瞬で考えた結果、アレンは何でもないですと、口を閉じた。クロスは病人にも容赦ない。


「おう、こいつもこう言ってんだからさっさとしろ」

「……いつか薬盛ってやるから覚悟しとけよ」

「あは、ははは」


物騒なことを呟きながらクロスとティムと共に扉の向こうへ行く姿にアレンは空笑いした。たまにドカッと音がするのを耳にしながら頬をひきつらせる。だが、それよりも今は、部屋を見回し溜め息をついた。


「……」


いつもと同じ部屋なのにいつもより広い気がするのはどうしてだろう。静かでゆっくり過ごせる快適な環境なのに、一人でいるのが凄く寂しく、不安を感じてしまう。だからかな、カナメを呼び止めようとしたのは。


「母さん……」


頭が痛い喉が痛い体がダルい。風邪ってここまでキツいものだったっけ…。段々目を開けておくのがキツくなるのに抵抗出来なくなる。アレンはゆっくりと目を閉じ、意識を飛ばした。







……?
冷たいものが頭に乗ってる。部屋も暖かい気がする。それにいい匂いがするのはどうしてだろう…。ゆるゆる瞼に力を入れていくと、ふと目に入ったのは金色だった。


「……ティム?」

「あ、起きた?」

「か、母さん…!?」

「はいはい、母さんですよ」


ベッド脇の椅子に座っているカナメの姿を見て目をはる。母さんと呼ばれた彼女は、本を読みながらこちらを見ていた。側には氷の浸かった水桶と水差しにコップ。額の冷たい布は水桶で冷やされたものなのかと、ほう…と一息つく。それ以上に側に彼女がいることが一番安心出来たのは…やはり風邪故だろうか、母と慕ってるカナメがいるだけで部屋が明るくなった気がした。


「あ、あの、師匠は…」

「クロスならジェニーさんとこ行ったわよ。ってか追い出したって方が正しいか。居ても邪魔だし」

「じゃま……」


相変わらずあの師はカナメにはかなわないのか…。渋々閉め出される様子が目に浮かびアレンは思わず頬をひきつらせた。ちなみにジェニーさんとはこの町有数の富豪の女性主人だ。美人で頭脳明晰、さらに独身とくればクロスに即ロックオンされ愛人になったのは言うまでもない。


「ま、だから今日はずっとここにいるから、ゆっくり休みなさいな」

「あ…うん」

「ん。お休み、アレン」


優しく頭を撫でられ猫のように目を細める。そんなアレンの姿を見て微笑むカナメに、ウロウロと飛んでいたティムキャンピーはぽふっと枕元に降り立った。

ゆっくりとお休み、可愛い子。




既にSSじゃないD灰in世界主な子アレン夢?世界主はちみっ子には優しいですってか弱いと言った方が正しい気がする。

『全力否定少女』

(TOW2/)世界主



「カナメ…お前が世界樹から生まれた救世主、ディセンダーだ」

「違います」


「「………」」


「お前から救いの光、ディセンダーが宿す力が見えるのだ」

「セルシウスが疲れてるのでは?」

「…神子の二人も見えていると言っておったろう」

「じゃあ三人とも負だか何だかで幻覚を見ちゃってんだよ、うん」

「……カナメ、お前は私を取り巻く負を払った。それはディセンダーである証だ」

「戦うのが嫌だったしクレアクレア五月蝿い輩がいたから気合い注入しただけです」


「「…………………」」


「ええい!いい加減認めぬか!!」

「だから違うっつってんでしょ!?生まれたて?はっ、確かに記憶はなくても何もかも初めてじゃないんだよ。そんじょそこらの野郎共より経験値は豊富なんだよ!!」

「だとしてもその輝きと力は違えぬ!!今回世界樹が特殊パターンで生み出したのだろう!」

「どこまで私をディセンダーに仕立て上げたいんだお前ら!?」



「…カナメ、やっぱり納得しないなあ」

「これ以上厄介事に巻き込まれるのが嫌なんでしょう。あっはっは。もう既に厄介なんですが」

「おっさん…それを言ってやるなよ」

「ぐふふ〜どっちにしろ研究対象としては最高の素材ね☆」

「ですね〜☆」

「…カナメ、気の毒に」




はい。世界主、世界樹の(紛らわしい)陰謀によりディセンダーへと仕立て上げられるマイソロ2夢でした。
ちなみに世界主と話してるのはセルシウス。コッソリ覗いてるのは…想像しちゃって下さいな☆

夢小説についてな持論※

話題:夢小説


結構好き勝手言ってます。ムカってくる方は読まない方がいいですよ。



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マイソロ2な世界主

マイソロ2ちまちまやってます。やっとユーリが秘奥義覚えてうっひっひな展開です。でもストーリーは全然です。やっとリオンがきた…ふはー。ちなみに遅い原因はスキット求めて三千里してるからです。パニちゃんのお菓子好きなユーリ萌!甘党萌!シリーズは越えどもユリルクになんかときめきました←

そんなマイソロ2で世界主投入小ネタ。今回もひたすら世界主は気の毒で仕方ない。




どこぞから飛ばされ、ゲーム序章のように甲板に落ちた世界主、ちなみにテイルズキャラとは会ったことない設定です。ここどこ発言からカノンノが記憶喪失だと勘違い。否定するのも面倒で、ついそうだと肯定してしまいます。それが運の尽き…世界主=ディセンダーフラグが立ちました。いつの間にかカノンノは世界主はディセンダーなんだと思い込み始めたらあら大変。すっかり感染しいつの間にか重要人物へと変わっていきました。ジーザス。過去の自分に絶望する世界主の姿に笑える←
職業はこれまた何でも出来たからってのもディセンダーになってしまった原因かと。心境に関係なくいつものごとく次々に技やらなんやら覚えてしまうからまた追い風立ちまくり。もうここまでくると諦めたんだろうな、流石に。
夢的には逆ハーってよりオール?いや、私の好みによりある程度決まってるけど満遍なく絡ませたい。世界主をいぢめるのはそれが一番だしね☆←

…とりあえずストーリーを進めねば←


イーブイ擬人と世界主※

めっちゃ懐きまくりな擬人化イーブイと困ってるけど無碍に扱えない世界主。イーブイはもっと幼くしたいです。ふにゃ、が似合う男の子にしたいです←
あともうちょっと身長が低いんだぜ、コレ!

擬人化に目覚めかけてます。誰かこじ開けるなんなりしてくれ…っ!←人任せ
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