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殺意を向け合う仲

な、要たち


仲最悪で出会い頭バトルでお互いしねばいいのに思ってる要♂♀描こうと思ったけどラフで飽きました。なんか骨格可笑しい思った時点でアウトだったな。終わってたな。
勿体ないからこっちに出してみた。


要♀は完全に急所狙い。足技でこめかみor首を狙い打ち。仕掛けるのも基本こっち。
要♂がそれを素直に食らうわけない。ガードのち反撃開始。
あとはお互い飽きるかどちらかが倒れるか周りに被害がいくか止められるかまで続きます。

力は♂>♀
素早さは♂<♀
精神力は♂≦♀
体術は♂≦♀
武術は♂≧♀
魔術は♂≦♀
知識は♂=♀
丈夫さは♂>♀

決着がつくのは稀。つくとしても負けた方が次負ける訳ないから戦歴は五分五分。被害を最も被るのは周囲だな。
こんな性転換設定でした。
要♂♀は某戦争コンビより戦争してると思うよ←

『オルゴールの住む世界』

(イナイレ/円堂)


一度雷門中卒業した円堂さんがいきなり10年後の世界になることに絶望して未来を捨てちゃって逆行したのはいいが見知らぬ人間が一人だけいてその子がいろんな意味で気になっちゃう話。
とどのつまりが逆行円堂さんが相手の(予定の)話。

・スレてんのかわかんないけど円堂さんがサッカーを愛しすぎてます。
・夢主(まだ)出てこないよ!
・こういう話が書きたい、ただの願望です

オッケーな方は下からどうぞ








3月××日、桜が咲き誇り快晴の空の下、俺は雷門中学校を卒業した



――筈、だった。



普通、中学校を卒業したらその次は高校、そして大学と、社会人になるまでまだまだ楽しみなこと沢山がある。もっと色々なサッカーができる。中学生活は最高のものだったが卒業は新たな出会いのきっかけだ。俺も新しい学校、新しい環境、そして新しいサッカーを求め、楽しかった雷門中から、雷門サッカー部から卒業した。
だけど、気付いてしまった。俺だけが気付いてしまった。

俺は、中学校を卒業したら、24歳になる。



きっと、訳がわからないだろう。俺も最初はそうだった。だってそんなこと有り得ない。普通中学の先には高校生活が待っているのだ。一気に10年後に、高校も大学も味わえないまま、新しいサッカーが出来ないまま、大人になるだなんて、信じられないことだ。
でもここは、俺たちの世界は、それが当たり前のように物事が運んでいった。


違和感を感じたのはいつだっただろうか。何か違う、何かがおかしいと。FFI決勝戦でじいちゃんが率いるロココたちと戦って、勝って、日本に、雷門に戻って。また色々な奴らとサッカーをした。
した、筈なのに。それは一部の記録だけ残って他のものは全て「有ったのに、無いもの」として存在していた。


なんで?どうして?
俺はもっと色々なやつと試合して、仲間と一緒に戦って、勝っても負けても楽しいサッカーがしたいのに。世界一になっても、まだまだ終わってなんかいないのに。卒業しても、雷門中じゃなくてももっとサッカーを、みんなとサッカーがしたかったのに。
俺達はなんで大人にならないといけないんだ?



気がつけば俺は形の無いそれに思い切り抵抗していた。
嫌だ。嫌だ。まだ終わりたくない。終わらせたくないんだ。もっと俺の世界を続けていきたいんだ!

周りは父ちゃんも母ちゃんも豪炎寺も鬼道も他の仲間たちの誰ひとり気付いちゃいない、この世界。無我夢中で泣いて、叫んで、必死になって足掻いて、どうしても諦めきれなくて――



そして俺、円堂守はもう一度、雷門中の門を潜っている。


まるで時間が巻き戻されたかのような感覚を受け、気がつけばここにいて、目の前の風景と過去の記憶と照らし合わせて一致するそれを静かに見つめるしかない。
着ているものも、持っているものも、全てのそれは新しく、そして卒業式のときに負けず劣らず吹雪は、以前のように美しい。それでも感じているものは全く違っていた。


4月○日。今日は雷門中の入学式だ。


卒業した筈なのに、高校生ではなく大人になる筈なのに、俺はまた中学生としてここにいる。
もしかして抵抗したのが成功したのだろうか。この場合、タイムトリップっていうのか?3年前のそれと変わることがないそれは、俺の始まりだったのだ。今朝、自宅で両親が俺の入学式のために和気藹々と準備していたことから、もしかしたら卒業したあとに繰り返しているのは俺だけかもしれないが。
ああそれでも、俺はまだサッカーを続けられる。

もし、今まで体験したことが忠実に再現されるのだとしても、辛いことや悲しいこと、悔しいことが沢山あっても、それでも俺のサッカーができる。また仲間たちと出会える。一緒にいることが出来る。
新しいことがなくても、それでも高校も大学も楽しめないままいきなり大人になって、仲間たちとも離れ離れになって、サッカーが出来ない可能性があるなら、楽しかったこっちを繰り返す方がよっぽどマシだ。




この日、俺は未来を捨てた。

拾おうとも、興味すら持ち得なかった。繰り返されてようが俺はこの世界が楽しかった。
楽しくない未来なんていらなかった。


だが、その考えは覆されることになる。
とある少女の存在によって。





(彼女は、俺の知らない存在だった)



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