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福島はチェルノブイリではない

本日の読売新聞の記事抜粋
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20130528-OYT1T00034.htm?from=blist

東京電力福島第一原子力発電所事故で放出された放射性物質による住民らの被曝(ひばく)について、「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」(UNSCEAR)による評価の報告書案が27日判明した。

福島県民の甲状腺の最大被曝線量は、旧ソ連・チェルノブイリ原発事故(1986年)の60分の1以下で、現在の調査で見つかっている甲状腺がんの患者数は「被曝と無関係に発生する割合」だとしている。27日からウィーンで始まった同委員会の総会で議論し、9月の国連総会に提出される見通しだ。

 各国の放射線医学の専門家ら約90人が参加して評価した。放射性物質の大気への放出量は、ヨウ素131がチェルノブイリ事故の3分の1未満、セシウム137が同4分の1未満と推計された。米スリーマイル島の原発事故(79年)と比べると「かなり深刻な事故」と指摘した。

 事故後1年間に1歳児(当時)が甲状腺に受けた被曝線量は、福島県内の避難区域外では1人あたり33〜66ミリ・シーベルト、区域内では20〜82ミリ・シーベルト。大人は区域外で8〜24ミリ・シーベルトとなった。いずれも、甲状腺がん発生のリスクが上がるとされる100ミリ・シーベルトより少なく、チェルノブイリ事故の一般的な避難者の最大値5000ミリ・シーベルトを大きく下回った。報告書案は、避難によって「最大500ミリ・シーベルトの被曝を避けることができた」とし、「被曝線量が低く、福島はチェルノブイリではない」と説明している。


震災後、福島県の子供達はほぼ全員が甲状腺がんの検査を行いました。
その結果B判定の子が多く、ネットでもかなり騒がれました。
その後、甲状腺ガンの子供が見つかった〜とさらに騒がれたりしました。
しかし、その後の調査で長崎を始めとする他県での調査結果が福島とほぼ変わらない事なども判明。
そして今回の調査報告からも解るように、今回の福島原発の事故は大変な事故ではあったけれども、決して福島が終わり、なんてことではないのだと思うのです。
加えて、今月初めて福島県の人口は震災後増加したということ。
県外に避難してた人達が少しずつ戻ってきたからです。
勿論、甲状腺がんやその他の病気の発生は2〜3年で安心できることではなく、これから長い目で見ていかなくてはならないことですが、それでも福島は、たくさんの助けてくれる人や支えてくれる人のおかげで、チェルノブイリとは違う可能性を得ることができています。
だからこそ、住んでいる私達が諦めてはいけないし、後ろを向いていてはいけない。

福島はもうダメだと言いたい人は今もたくさんいるようです。
でも、今日も福島で生まれた赤ちゃんがいます。(私の知り合いなんですが)

その子達が大きくなって福島に生まれたことを嬉しく、誇りに思えるようにしていきたいものです。

福島のローカルニュースの時、たまに各地の放射線情報が流れたりします。
そんな放射能と向かい合い、付き合い、頑張っていくことがこれから福島で生きるってことではないかと思います。
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