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保護者の意識改革

我が田村市ではもう子供達を外で遊ばせるようになって久しいけれど、まだ福島市や郡山市では外遊びさせるのは不安。という保護者が少なくないので室内遊び場が大人気です。
ただ、室内でしかできない遊びがある反面、戸外でしかできない遊びもある、それを子供達に体験させなくてはということで今、福島県が音頭を取って「冒険遊び場」という施設を作ろうという動きがあるらしいです。
子供達が本当に自由に遊べる施設。
普通の所だったら危ないと言われる廃材での工作や、泥遊びなども好きなだけやらせる。
大人はプレーリーダーという一緒に遊び援助する人がいるだけ。
ケンカも止めないし、全て子供の自主性に任せるというのが冒険遊び場の趣旨で、地域主体で最近そういうところが増えているのだとか。
先日その関係の研修会があって話を聞いてきました。
宮城県の三陸町や南相馬市での実践報告などから子供の遊びを大切にしなくてはならないという話を聞いたのですが、一番心に残ったのは
「今、保護者は保育施設や学校などをクリーニング屋のように思っている。預ければ良くなって戻ってくるのが当たり前だと。でも、そうじゃない。保護者と先生は子供を良くする為に一緒に頑張る仲間なのだ。
そして子供にとって怪我やケンカは当たり前。勿論重大事故にならないように気を付けなければならないが、それらを体験しない子供はちゃんと育たない。
子供を本当に「育てて」行く為には先生たちがプロフェッショナルとして保護者を意識改革していく必要がある。と」
理想論だなあとは思いましたが、実際その通りです。
今、保育施設とか学校で一番大事なのは「子供を傷つけない事」
それは心も体も両方で、ちょっとした怪我でも電話をかけて、病院に連れて行って謝って。
悪口もケンカも直ぐに止めさせます。
母子家庭や父子家庭の子供がかわいそうだからと母の日、父の日のプレゼントつくりは廃止。
この辺ではないですけどかけっこなども順位を付けないとかもあります。
子供を少しでも傷つけないように守って守って育てることが、本当に正しいのかなと思うのです。
辛いことがあって、悲しいことがあって、思い通りにならない悔しいことがあって、でもそれを乗り越えていくことが出来るのが人間であり、人生で。
子供のころにそういうことを体験してこそ、大人になって強さを身につけられるのではないかな。と思います。

とはいえ、そういう意識改革は一朝一夕ではできないし、放任と見守るのも違うし、冒険遊び場のように最初から遊ぶ場で自己責任で来ている子供達と施設に預けられている子供達はまた違うので難しいところではありますが、福島の子供達が取り巻くいろいろなものに負けず育って行けるように頑張らないといけないな、と思いました。
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