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14番目の月

 雪もあっという間に溶け、春もほんの少し顔を覗かせた感じもするけれど、朝晩は相変わらず氷点下である。しかしながら僅かに、低かった空がだんだん高くなってきている。

 大好きな向田邦子のエッセイを久々に読み返すことにした。「どちらかといえば負け犬が好きです。人も犬も、一度ぐらい相手に食いつかれ、負けたことがある方が、思いやりがあって好きです」という一文が、何度読み返しても何かいいな。
 時を無駄に過ごしてしまったと後悔するより、その一瞬一瞬で傷ついたり焦ったり無駄なことであたふたしたことでも、何かを感じないままでいるよりずっといい。その時真剣に生きて入れば、いつか肥やしになると彼女も言っている。
 最近、私もそんなことを考える事が多くて、ようやく憧れの向田邦子に近づくほどになったかと、心の中でニヤニヤしている(笑)

 女ってつくづく心が忙しいな。男の人って…だな(笑)小さなことで一喜一憂しながら、私はソレを待っている。(意味不明でいいの!)


昨夜観た作品は『ドアーズ』
 1965年、UCLA映画科の学生ジム・モリソン(ヴァル・キルマー)は、授業で自作の映画を上映していたが、その作品は理解されないまま終わった。自らのバンドを持ち、すでにLAで活躍していた学生レイ・マンザレク(カイル・マクラクラン)により詩人としての才能を見抜き、一緒にバンドをやらないかと誘われる。その頃、ジムはパメラ(メグ・ライアン)に出会い一目惚れする。ジムはラブ・アンド・ピースの裏側にある暗闇や混沌を独特な詩の世界で綴り、バンド『ドアーズ』のボーカルになった。“ハートに火をつけて”がライヴで受けスターダムに。しかし、ジムの破滅の時が迫ってくる。
 昔観たような気もしたのですが、初めて観た感じでした。これってオリバー・ストーン監督だったんですね。ドアーズ好きにはどうしてこんな作品を作ったんだと怒りを感じたはず。カウンター・カルチャーのカリスマだったジム・モリソンは、確かに破滅的だったかもしれないけどもっともっと知的でシャーマン風であったはずだし、こんなに酷くはなかったと思います(笑)リアル・タイムでは知らない私でもそう思うのですから、ファンは相当ショックだったでしょうね。ロック・ムービーに名作がないのは、そういう勝手な押し付けがあるためなんだなと思った次第。作品としても良いとは言えませんよねカイルのキーボードは上手くて驚きましたけど。
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地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
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