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福島に野菜は必要か? 追記 九州LOVERSと原発を考える鳥栖の会

先の記事を書いてからいろいろ調べてみました。
どうやら最初は2011年に福島から鳥栖に移住された方が、福島の家族に野菜を作って送りたいという活動を始めたことからのようです。





福島へ安全な野菜を 鳥栖に避難の木村さんら 
 東日本大震災後、福島市から佐賀県鳥栖市に避難している木村雄一さん(52)ら有志が、自分たちで育てた野菜を被災地に送ろうと農作業を始めた。「九州の人たちと笑顔で作った野菜で福島・東北の人が少しでも笑顔になってほしい−」。そんな思いを込めながら土と向き合う。

 木村さんは昨年6月に家族で避難してきた。避難後も親戚に米などを送っており、福島では県外の野菜、特に西日本産から売れていく現状を聞いた。「避難してきたわれわれは九州でできることをやろう」と野菜を作って送る思いを強くした。

 野菜作りは今年2月、具体的に動き始めた。九州の支援者や避難者で被災地支援活動に取り組む「九州LOVER’S」プロジェクトが発足。農地は、有機栽培で野菜を育てる小森悟護さん(70)=鳥栖市あさひ新町=が借りている休耕田約千平方メートルなどを利用。「安全安心の食材を自分たちで作るという考えに共感した」と小森さんもアドバイスしながら農作業を手伝う。

 本格的な始動となった1日には、プロジェクトに賛同するメンバー約15人がうねづくりやキャベツやゴボウ、オクラなどの種植えをした。毎週末農作業を続け、収穫した野菜は参加者の親戚らに送るほか、福島で放射能汚染に悩む幼児を抱える家庭などから求められれば提供する考えで、木村さんたちはプロジェクトに賛同してくれる人の参加を呼びかける。

 野菜を送る支援活動とは別に、耕作面積を増やして全国販売も計画。木村さんは「将来的には避難した人たちの雇用にも結びつけば」と語る。
 
これが2012年04月02日の記事。
その後、この避難の方達は別の方へ生活の拠点を移し、その活動を引き継ぐ形で、地元の方が九州LOVERS-鳥栖を引き継いで野菜を送る支援をなさっていたようですね。

『放射能汚染地域から九州へ自主避難した方々を支援や応援するプロジェクト。 九州支援者の
方々と福島や被災地へ野菜を送る活動などを福島からの避難者の方々と一緒に行っています』

まあ、放射能汚染地域という言葉とか、いろいろカチンと来るところはあるのですが、かなり活発に活動されていたようで、野菜を団体に送り、お礼の手紙を載せる等活動報告なども出ていました。
で、九州LOVERSは長崎に活動の拠点を移し、鳥栖に残った方々が「原発を考える鳥栖の会」となって今回のイベントを企画したようです。

まあ、実際2012年、2013年であればこのような活動も需要はあったと思います。
それに福島にも「福島県産野菜が心配」という人がいるでしょうし、子どもを持つ家庭だとなお心配だったりするでしょうから、送ることを否定まではしません。受け取って嬉しい方は貰えばいいと思います。
でも、未だにこの方達の頭の中の福島は、2011年、もしくは12年の放射能汚染地 フクシマで止まっているのではないでしょうか?
野菜を送る。その支援はもう十分に役目を果たしたと思います。

本当に一度、この方達には福島に来て頂きたい。
そして
「フクシマで放射能に怯えて生きている人」
だけが住んでいるのではない福島を見て、これからの福島を支える支援をどうせならして頂きたいと思い、願います。




福島に野菜は必要か?

昨日、夜更かししてちょっといろいろやっていたら寝落ちして、気が付いたら11時でした。
なので、今日は本当にのんびりと今までいろいろ忙しくてできなかった部屋の掃除とかプリンタの買い替えとか、車の掃除とかやってました。
ソバ祭りも行きたかったんですけどね。

で、のんびりネットを見ていたら、尊敬するベレッタさんのmixiでこんな記事を発見。


http://mainichi.jp/area/saga/news/20151120ddlk41040359000c.html



「県内の自然農や有機栽培農家の野菜を福島県へ送るチャリティーイベント「福島の子ども達に佐賀の野菜を送ろう!収穫祭」が23日午前11時午後2時、鳥栖市元町の鳥栖キリスト教会で開かれる。市民団体「原発を考える鳥栖の会」主催。同教会の関係先などを通じて福島市や郡山市などの被災者へ送る」



…えーっと、なんなんでしょうか?
震災支援としても周回遅れもいいところですが、福島市や郡山市の被災者っていったい誰ですか?
佐賀県から野菜を送るって、誰に?

入場料300円取って、それを佐賀県から福島に野菜を送る送料にするというお話なのですが当然ですけど、ちゃんと受け入れ先と連絡を取っておられるのですよね?
その方達が佐賀県の野菜を送って下さいと言ったのでしょうか?
ベレッタさんも書いていらっしゃるのですが、福島の人間が他県産の野菜も買えない程生活に困窮していると思っておられるのでしょうか?
千歩譲って福島市や郡山市の仮設住宅の方とかに配布するとして、佐賀県からどのくらいの野菜を何日かけて送って下さるのでしょうか?
福島は普通に野菜の産地なんですけど。
そろそろ冬野菜。
大根や白菜が美味しいシーズンですね。ねぎの入った鍋最高。
3日かけて送られてくる野菜より、1日前に畑から取った野菜の方が私は新鮮でおいしいと思います。
もし福島県産を避けたいと思う人がいたとしても、ヨークベニマルでもリオンドールでもいろんなところの野菜は売ってますよ。
勿論福島県産も。
むしろ、まだその金額を募金して下さるか、そのお金で福島に来て下さった方が救いがある気がします。

まあ、山口県の幼稚園の子どもが福島の兄弟園の子どもに自分達が掘ったお芋を送ったなんて話がありますから、完全否定まではしませんけど幼稚園の子どもレベル?

「同会は東日本大震災以降、県内の野菜を福島原発事故の影響にさらされている被災者に送る活動に携わり、今回初めて収穫祭イベントとして実施する」

ということで2回目らしいですが、1回目の活動報告はどこでしょうか?
どこの誰に送って、どのような反応があったか。
そう言うのが無いと説得力ないですよね。

Togetterのまとめサイトでも好意的に見ているtweetは無かったとか。
http://togetter.com/li/902989

当然ですな。

「九州と福島をつなぐ企画にしたい。私たちは福島を忘れません」
とは主催者さんのコメント。
いえ、結構です。と言いたい感じ。個人的には。

少なくとも私はいらないです。
タダでもノーサンキュー。
震災の時も感じましたが、マッチングしない支援物資ってかえって迷惑になる事、あるんですよね。

福島と本当の意味で繋がって下さるというのなら、まず忘れる前に福島に来てその目で貴方が野菜を送ろうとしている福島と郡山を見て下さい。
と言いたいですね。


私は今日の夕飯は、ふぁせる田村で買った大根でふろふき大根でも食べようと思います。
朝どり新鮮
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