スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

紫蘇の涙

田村市の名産品の一つに紫蘇ジュースがあります。
常葉の特産品「紫のしずく」と「あぶくまの紫源郷」
赤紫蘇を使ったジュースなのですが、少し塩気があるものの蜂蜜が使ってあって飲みやすく美味。
特に夏の疲れた時とかに、冷たい水や炭酸水で割って飲むととっても美味しいと私は思っています。
知り合いに常葉の振興公社の人がいてできたてを飲ませて貰ったり分けて貰ったり、もちろん買ったり。
濃縮タイプが「紫のしずく」そのまま飲めるタイプ「紫源郷」
お客さんに良く出したりしてました。

ただ、これも震災からまる2年。
殆ど御無沙汰していました。
何せ葉物を使うので放射能の影響が一番心配されていて、震災の年の紫蘇葉は多くが廃棄されたそうなので震災の年は在庫販売のみ。
翌年も冷凍の紫蘇葉を使って少し作っただけだったようです。
あんまり一般販売もされてなくて品切れ状態が続いていました。
去年少し貰った分を大事に飲みながら紫のしずくは紫蘇の涙かなあなんてぼんやりと思ったり。

ところが今年、知り合いの人が紫蘇の葉の束を運んでいるのを発見。
聞いてみたところ今年は、生の紫蘇葉で紫蘇ジュース作りを再開するとのことでした。
「どうしようか考えていたのだけれど、欲しいと言ってくれる人がいたから…」

心から良かった、と思いました。
幸い、今の所紫蘇の葉からはセシウムが検出されたという報告はありません。
施設栽培らしいので影響も多分少ないと思います。
今年は梅の実や紫蘇の葉もスーパーで普通に売っていて、天日干しで梅干しを作っているうちもあります。
放射能が気にならないと言えば、まあ嘘になるでしょうが…、気にしすぎるようでは福島では生きていけませんしね。

今年の夏は紫蘇ジュースが久しぶりに楽しめそうです。
もう紫蘇が泣くことなく、美味しいジュースになってくれるのを楽しみにしています。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2013年07月 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
アーカイブ