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夏の夜は三たび微笑む

 肌寒い七月の終わりに、ひんやりした床を裸足で歩いていたら巨匠の訃報が飛び込んできた。スウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマンがお亡くなりになられたそうだ。CNNやBBCではトップニュース扱いだったのに、日本のテレビは愚かにも昨日の選挙のことを繰り返し伝えている。
 私は偶然にも先日、アップリンクからベルイマン監督特集の上映を都内でやりますと案内状をいただいたばかりだったので鳥肌が止まらなかった。今頃は追悼特集に切り替えるべく、皆さん大忙しでしょうね。素晴らしいプログラムなので、是非ともたくさんの方にご覧になってほしい。

 20世紀の最も影響力のある映画監督の一人と言われているイングマール・ベルイマン監督は、演出家を経て映画監督に進出してから、精神的な苦悩を描く作風が多く、宗教が失敗だったと気づいた時の人間と社会の関係においての心理的なジレンマと倫理問題に取り掛かった。そのことで精神異常者だの変人扱いされたことも。
 代表作は『夏の夜は三たび微笑む』、『第七の封印』、『処女の泉』、『冬の光』などで、宗教信仰への拒絶を描いているのが目立つ。人生には“悪運”がつきまとうものだ、という確信だけが残されている。元々、彼は牧師の家庭で育ったことが影響を与えていたといわれている。私は『ファニーとアレクサンデル』と『野いちご』が好きでしたね。ヌーベルヴァーグの時代も偉大な存在感を与えた人でした。近年は引退を表明したばかりだったけれど、私はドキュメンタリーを拝見してまた映画を撮ってほしいと思っていました。89歳だったとか。それからフランスの名優ミシェル・セローも亡くなったそうな。映画に尽力をつくした二人の情熱に感謝し、ご冥福をお祈りいたします。


昨夜観た作品は『ロンゲスト・ヤード』
 八百長疑惑でNFLから追放されたスター選手のポール・クルー(アダム・サンドラー)が飲酒運転事故を起こし、刑務所に送られる。所長は大のアメフト好きでポールを歓迎し、刑務所内にあるアメフト部を強くしてほしいと頼み込む。そして看守対囚人の大会を開くのだが…。
 バート・レイノルズ主演の同名リメイクだそうです。サッカー以外のスポ根ものは観ない私ですが、何と無く観てしまいました。ムショものなので残忍極まりないかなと思いきやアダム・サンドラーですから、大爆笑の連続であります(笑)看守がとにかく股間とかをボコボコ殴るのですが、情けなさとおバカぶりについ吹き出してしまいます。チームメイトにはボブ・サップも出てきます。ちなみにバート・レイノルズも登場しています。アメフトを知らなくても面白いです。私は観てて元気が出ちゃった!(笑)
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誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
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