HERE TODAY DIARY Season2

↑チィ姉宅の猫モモが昨日産んだばかりのライチ(♂)

　七月に入ったら六月より寒い今日この頃。雨が降ったり止んだりの繰り返しである。私の落ち込みようは昨日より幾分落ち着いたかもしれない。何をどうしたって今の状況は、自分では変えることは不可能だと悟ったからであろうか。


　午後、私の戯曲を映画化しようとして動いてくださってる知人が訪ねて来た。ホテルのラウンジみたいなところで、私たちはたまたまマイケル・ムーア監督の新作『シッコ』について話していたのであるが、斜め向こうのテーブルのオバサマたちが、「あなたたち、下品よ！シッコ、シッコって…」と怒りまくった。真面目に『シッコ』という映画の話をしていただけですよ！と説明したら、黙って去って行ってしまった(笑)嘘みたいなホントの話である。


　夕方、チィ姉とクリニックへ行ったら入口に受付のお姉さんがいて、「診察に来られたのですか？今日と明日は急遽休診になりました…」とのこと。ガラス越しに見える薄暗い待合室にいた看護師さんが妙に暗かったのが、何かドキッとした。同時に私たち姉妹は口では言い表せない胸騒ぎを感じた。今まで休診なんて滅多になかったからである。今日は院長に足の裏を削ってもらうことになっていた。我が家では母も通っているだけに、来週には診てもらえるとよいのだが…。


昨夜観た作品は『ロング・ウォーク・ホーム』
　1955年アラバマ州。当時のバスは白人と黒人が半分に分かれて乗ることが義務づけされていた。ある日、白人宅のメイドをしている黒人女性オデッサ(ウーピー・ゴールドバーグ)の娘が白人専用席に乗ったことにより、長く屈辱的な日々に。
　『カラー・パープル』が思い出されますね。重い話です。ウーピーって本当に名女優だなと感動しました。肌の色で人を判断することって、今のアメリカ社会にも一部で根強い差別が残っていると聞き残念に思います。私の地元には県畜産試験場があって、研修で黒人の家族がたくさん住んでいます。みんな礼儀正しく、とっても親切。双子たちのクラスメイトの子どもたちはとっても勉強が優秀だといいます。運動会の時、姪のまりあに紹介された男の子はすごく可愛かったですよ