先日の日曜日郡山のイオンタウンに行ってきました。

そこでは先週24時間テレビのイベントでコインアートが行われたのですが、他にも講談社関連の漫画家さんのサイン色紙が飾られてあると聞いて見に行ってきました。

マンガを良く見る私でさえ、解らない大人向けの漫画家さんが多くいらっしゃいましたが、その色紙一枚一枚に込められた優しい気持ちは伝わってくるようで嬉しかったです。

多くの人が足を止めて写真を撮ったりしていました。
嬉しそうに絵を指差す子供とかも。

実は‥‥震災後、とても残念に思っていたことがありました。

私自身自分のパソコンに落ち着いて触れるようになったのは震災後2週間以上過ぎてからだったのですが、その時にネットにたくさんの漫画家さんが応援イラストなどを寄せて下さっていることを知ったのです。

同時に、震災で流通されなかったマンガの最新刊をネット配信したりしていたということも。

メッセージに寄せられた一人一人の思いは確かに伝わってくるのですが、私はそれに少し疑問を感じてしまったのです。

どうして、インターネットでの公開なのだろう。
と。

そのメッセージを一番必要としているのは、いう間でもなく避難所で避難されている方達です。

けれどその方は勿論、インターネットを見られる環境にはありませんでした。

しかも、そのメッセージの多くは各マンガのHPのみに掲載されていて、本気で探さないと見れないものが多かったのです。

携帯で見ることも難しかったあの時。

私は思いました。もし、このイラストをインターネットな中だけに置かず、皆に見せてあげられたら、きっとみんな喜ぶのに。
と。

本にまとめるとか、絵葉書にするとか、せめてプリントアウトの許可を出すとか。

そうすれば、もっとたくさんの人が笑顔になって元気づけられたろうに。

と。


その中で、講談社の皆さんがインターネットの中だけでなく私達の側に来て、私達に手渡しでマンガの力で励ましてくれました。

浪江のイベント、24時間テレビのイベントで。
沢山の人が笑顔になりました。

他にも福島空港で何人かの漫画家の方がいらしてくれたこともあり、それも嬉しかったのですが、やはり思いました。

せっかくの優しい気持ちをネットの中だけに仕舞い込まないで欲しいと。

外に出して、私達の手に届けて欲しいと‥‥思いました。

別にサイン会をまた、というわけではありません。

ただこんな風に展示会をしたり本にしたりとかできないかな。
と思ったのです。

マンガの力は確かにあります。

人を元気づけて笑顔にしてくれます。

その力をもっと多くの人に伝えて欲しい。

ささやかなマンガオタの願いでした。