津波、Tunamiというのは日本独自の言葉で、それを表す外国語ってあんまり無いらしいです。
国際表記でもTunamiって使われていると以前聞いたことがあります。

昨日、インターネットのニュースでフィリピンの台風で亡くなられた人の少なくない数は高潮による大波に家を飲み込まれた事だというのを見ました。
大波が来るという言葉が現地語には無く、英語で伝えた為上手く伝わらなかった、と。
もし日本の津波のような大波が来ると言われていたら、避難していたと告げた人の言葉は勿論結果論でしょうけれど、悲しい真実かな。と思います。
大震災の時に日本に滞在し、亡くなられた外国人の方も何人かいらっしゃいますが、その方も言葉がちゃんと伝わらず、津波が来るのが解らなかったのでは、という検証が後になされていたそうです。
津波、Tunamiは地震が原因で起きるもので海の上では何もないのに津(大地)に戻ると被害が出ているという意味があるそうですから分類上では台風の高波とは分けるべきものなのでしょうけれど、
東日本大震災を始めとする各種災害でその恐ろしさは良くも悪くも世界に知れ渡りました。
大自然の力には人間の力が本当に無力であることも。

だから、ニュースを見て本当に危険な時は台風も、地震も全部Tunamiでいいと思いました。
「Tunamiが来る。危ないから逃げろ!」
それで、一人でも多くの人が助かれば。
Tunamiは恐ろしい。
海には、大自然には叶わない。
それを少しでも多くの人に知ってもらうことが「犠牲を無駄にしないこと」の一つなのではないかと思っています。
フィリピンで被災した皆さんが少しでも早く立ち直れることを願わずにはいられません。