私は自他ともに認めるアニメ好きですが、その中で実は別格に好きな作品があります。
それはアニメ「忍たま乱太郎」です。
原作の落第忍者乱太郎は1巻から全巻コンプリート。
アニメDVDも全集が発売されるようになった16期から全部揃えてます。
まあ、そのきっかけは不純なところも多いのですが、私にとって「忍たま乱太郎」は特別な作品でした。
NHKで今年22周年を迎えるこの作品が映画化されることになったのは2011年の春でした。
楽しみにして舞台挨拶付きの前売り券を買って東京に見に行くつもりだったくらい好きだったのですが、実はこの作品の映画公開日は3月12日。
お気づきの通り大震災の翌日公開となったこの作品は名作と言える出来だったにも関わらず興行成績は残念なものに終わりました。
でも、私は震災後、長距離外出を控えなければならなかった5月。
唯一公開されていた福島で友達と見に行ったこの作品に生きる楽しさを思い出させてもらったのです。
それから間もなくの2011年原作である「落第忍者乱太郎」であるエピソードが掲載されました。大震災にあった人たちへの原作者のメッセージであろうそのストーリーは2012年にアニメ化され放映されました。
その中で山田先生という先生を含む主人公の先生達が言った一言があります。
「人間は希望が無くては生きていけない」
「しかし、君はなぜ生きている?」
つまり生きているという事はそれだけで、未来に希望が、良いことが待っている。
ということなのだ。と。
だから、諦めてはいけない。
そんな言葉に、私は心救われ頑張ろうという気持ちを持つことに勇気をもらったんです。
アニメに心救われる。
そんなのは子供っぽいと笑う人もいるかもしれませんがそれでもいいと思うくらい、私はこの作品が大好きでした。
1月15日 「忍たま乱太郎」で山田伝蔵先生を22年にわたって演じてこられた大塚周夫さんが亡くなられました。
85歳であったそうです。
心からの感謝を捧げ、ご冥福をお祈りします。