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戒めの鎖




「歴史的に築かれたモラルは、そのほとんどが、生命を守るために、我々が存続するために選ばれた手法の一部なんだ。
人を殺してはいけない。人を食べてはいけない。血縁者と交わってはいけない。生命は神聖なものだ。人は神によって作られた。堕胎をしてはいけない。自殺をしてはいけない。しかし…」



「それらはすべて、結局のところ、人の集団を守るためのエゴでしかない。自然を破壊してはいけない。何故か?それは人が生きにくくなるからだ。
あらゆる道徳は、そのエゴから発している。それが良い、悪いという話をしているのではない。誤解しないで」





「彼女にとっては、自分自身が世界の中心にある。僕たちは、社会の中心にけっして自分を置こうとはしない。最初から、自分の存在を他人に預け、歴史に預け、役割を担うことを恐れ、働きかけしないよう、避けている。僕達は、平穏無事に、ただ安穏と生きていければ良い、毎日が楽しければ良い、美味しいものが食べられれば良い、自分だけが病気にならなかったらそれで良い、と考えている。
さて、いったい、どっちが本当のモラルだろう?どっちが真のエゴだろう?」
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