1年を振り返るのは得意ではなく、つい最近の事が記憶が多いですが…2010年は変化の年だと思いました。
初めて体験することばかりで、精神的にも楽ではありませんでした。
身近な人の病気や死、自分が築いたと思っていたものが崩壊したり、毎日泣いて過ごす月もあって。
それでもなんやかんや生きてるなあ…って感じです。
震えて文字が書けなかったり読めなかった時期と比べるとだいぶマシかな、と。
私の進路についてはまた別の記事に書こうと思っています。
2日に1回だった更新回数が月に数回になってしまいましたが、それでも読んでくれたり拍手をしてくれる皆さんには感謝です。
2011年が貴方にとっても私にとっても良い年となりますように。
with love
言葉関連で最近知ったこと
eponymを交互に言っていくという単純のような嘘も交えるようなゲームをテトラとやっていました。
エポニムとは人名にちなんでつけられた名前のことです。サンドウィッチがサンドウィッチ伯爵に因んで名付けられたように
アスペルガー症候群
Lodolph's number
ボイコット
キーゼルバッハ部位
ネイピア数
braille(そういえば21日に点字の勉強をしたくなる衝動に襲われた)
サルコウ
とかやっているうちにテトラは天文学のばっかり言ってくるから(私は天文学が苦手というか知らない)もやもやというか、なんかこの人をびっくりさせたいんだけどみたいな気持ちになりました。
という事が本題ではなく、最初に書いたように言葉関連でエポニムで知ったことをば
青木まりこ現象(Wikipediaより)
青木まりこ現象(あおきまりこげんしょう)とは、書店(古書店、図書館などを含む)に長時間いると便意を催すという現象。
1985年、椎名誠が編集長を務める『本の雑誌』第40号の読者投書欄に「青木まりこ」という名前で投稿された体験談が発端。
反響を呼び次号の第41号で「いま書店界を震撼させる「青木まりこ現象」の謎と真実を追う!!」という特集が組まれ、便意を催す現象が「青木まりこ現象」と呼ばれるようになった。
原因については、「本のインクの匂いによる」という説や「書店に入るとトイレに行けないという心理的プレッシャーによる」という説、「好きな本を買えるんだという期待感による」という説など諸説あるが、まだ定説はない。
三千世界の鴉を殺し
ひとつ前の記事のタイトルですが、これはとある都々逸で(作者に諸説あり)
素敵な内容だと思ったので記事にします。
三千世界の鴉を殺し
主と朝寝がしてみたい
―高杉晋作
古代インドでは須弥山(しゅみせん)を中心にして、四つの天界、九山八海、日、月などがあり、これが一世界とされていました。
この一世界が千集まったものを小千世界
小千世界が千集まったものを中千世界
中千世界が千集まったものを大千世界
つまり千の3倍ではなく、1000^3なので10億
この大三千世界は千が三つ重なるので三千大世界、略して三千世界というそうです
鴉(からす)はやたがらすと言われる三本足のカラスを表します。
中国では古代より奇数は陽を表すと考えられており、三足烏は太陽の象徴でした。
鴉を殺す=太陽が出ない=ずっと夜
いつまでも貴方と寝ていたい
それくらい一緒にいたい人
殺すって怖いと思ったらこんな意味だったのかと感心して終了
ではなく
有力な一説がでてきて
鴉を殺す
↑起請文が関係
起請文とは約束を破らないことを神に誓うための用紙
神様用、相手用、自分用
と三枚一組になっている
鎌倉時代後期ごろから、起請文は各地の社寺で頒布される牛王宝印の裏に書くようになる
特に熊野神社の牛王宝印がよく用いられ、そこには熊野神社で神様の遣いとされたカラスが多く用いられていた。
(誓約を破ると熊野のカラスが三羽死に、本人は血を吐いて死ぬ)
高杉氏がこの都々逸を送った遊女は有名な遊女であり、たくさんの男と婚約をしていたそうです。
その婚約に使われていたのが起請文で
カラスを殺す=たくさんの男たちとの婚約を破る
そして自分だけのものになってしまえばいいのに
という願いが込められている
作者や解釈が定まっていないけれど、二十六文字にここまで強い意味を持たせるのはすごいと思いました。
言葉とそれに潜む背景はとても奥が深いです
・グローバリゼーション≠アメリカナイズ
・。を
・傷のような棘
・ダフニスとクロエ
・視野狭窄
・88
・テトラコード
・猩々緋
・人としての死
・満たされた空間
・~~#
・展望
・indestructibility(破壊し得ないこと)
「我々人間の生活はいつも暗澹としている」―芥川龍之介