今年田村市は保育関係の先生方、特に所長、主任というトップクラスの方達がなんと10人纏めて退職になります。
何か問題があってのことではなく、あくまで定年退職。
その為の人事異動もかなり大きなものとなりました。

今年、警戒&避難準備区域となった田村市の都路地区にあった幼保一体化のこども園も所長先生が定年退職となります。
まだ新しい施設を使う事も出来ず、幼稚園は小学校に、保育所は子育て支援センターに間借りして先生が出向いて指導、保育するという変則的な体制で過ごした一年。
本当に大変だったろうなあと思わずにはいられません。

避難準備区域も解除されたので、一刻も早く学校を再開して欲しい、という地元の声は大きいようですが平成24年度も当面は小中学校は廃校になった学校を利用して、幼稚園は中学校と一緒に元避難所だった旧春山小学校に移転しての新学期になるそうです。
田村市の中でやはり都路地区の放射線数値が高いこと、除染や学校施設の修理、整備が進んでいない事が理由らしいです。

子供がいない街は復興しないという地元の人の声も、放射線数値が心配で少しでも低いところで学校に通わせたいという保護者の気持ちも解るだけに複雑です。

慌ただしく過ぎた平成23年度も残りわずか。


平成24年度はそれに比べれば少し落ち着いて過ごせそうですが、まだまだ再興への道のりは遠そうです。
でも、はじめの一歩は踏み出さないといけませんね。



せっかく写真を撮ってきたので福島のゆるキャラ紹介。
今回は会津美里町のあいづじげん。
可愛いというより、ちょっと怖いです。
「カリ〇ロ」みたいだと言った知人がいましたが、今の人は解らないでしょうねえ〜>カ〇メロ