以前、書いたことがありますが私達福島の、特に津波の被害などを受けていない地域は、震災の被災者ではないと思います。
最近、福島県の広報などでもはっきりと、震災被害と原発災害を分けるようになりました。
そう。原発災害。
私達は東日本大震災の被災者ではなく、福島原発事故の被災者なのだと思います。


だんだん近づいてくる3月11日。
あちらこちらで式典やイベントが多く予定されています。
その中には反原発のデモもあるみたいです。

私個人としてはデモはあまり好きではないのですが、それも一つの意見の表し方だと思うのでそういう3月11日の過ごし方が合ってもいいと思います。
私は、郡山での元気を出すイベントか、いわきでの慰霊祭に出ようかと思っていますが。

ただ、気になるのはちらしのすみっこに書かれたこんな文字。
「会場のグラウンドは線量が高いので、子供や妊婦の方は参加をご遠慮ください」
今、福島のイベントでこういう事を書いているのはとても少ないです。
皆、あえて気にしないように、見ないようにしている感じですから。
流石反原発デモといい意味で感心しました。


でも、やりたいと思うことをしようとした時、こんなことまで気にしなければならない。

こういう時やっぱりここは被災地なのだと思うのでした。