今朝、扉を開けたら外は真っ白でした。
昨日の夜から朝にかけて雪が降ったようです。
しかも水分の多い、重たい雪。
昼過ぎまでかなりのペースで降っていたその雪は、やっと見えかけていた地表をまた覆い隠してしまいました。

雪かきしながら見たリアルタイム線量計の数値は、雪が降る前は0.207。
雪が降っている間は0.195〜0.182。
帰るころには0.150になっていました。
雪が地表の放射性物質を遮断する、ということは前々から解っている事ですけれど、地表を何かで覆えば、放射性物質の影響は確実に減る。
これをちゃんとした人が研究すれば、福島をより過ごしやすくする希望になるんじゃないか、と思いつつ具体的なことは思いつけない私にできることは、放射線数値が多少上がったとしても、雪が溶けて歩きやすくなるように雪かきをすることくらいでした。

朝、昼、夜と三回の雪かきの結果、職場の雪は帰りにはほぼ消えました。
家の雪かきはまた明日。
今年は土曜日に雪が降って、日曜日に雪かきという事が多いです。

雪があれば放射線数値は減るよと言われても、雪をずっと残しておきたいと思う人はいないわけで、結局私達は雪と付き合うのと同じように、放射能とも付き合っていくしかないのだな、と改めて思いました。