明日から避難準備区域が解除になるのだそうです。

だそうです、というのは私達のその情報源は新聞やテレビ、ネットニュースだからです。

現時点で行政からは、まったくそんな話が伝わってきていません。
避難準備区域は田村市だと都路地区の半分以上と私の勤める常葉地区の一部になります。

原則として子供や妊婦、女性などの立ち入りや居住は認められていませんが、割と普通に人々は住んでいます。

準備区域内には二つの小学校と一つの中学校、そして児童館とこども園があり、今は各地の施設に間借りして授業や活動を行っています。

その運営を行う彼等にも、詳しい情報は殆ど行っていないようです。

避難準備区域が解除されたと言っても直ぐに学校が始められるわけでは当然無く、除染をして掃除をして、色々と体制を整えてからの話でしょうから、順調に行って元の地域での学校再開は来年度になるのではないでしょうか?

人が使わなかった建物は結構荒れますし。

時々、荷物などを取りに行くと言う職員の人達も、
「いつもとまったく違う感じがする」
と言っていました。
仮設住宅での生活も落ち着き、やっと新しい環境に慣れて来たであろう子供達には気の毒な話ですが、それでも、自分達の学校で誰に遠慮するでもなく遊べることができるなら、それはやっぱり良いことだと思います。

ただ、比較的数値は低いとはいえ、都路地区も田村市内では線量が高いです。

所によって1マイクロシーベルトを超えるところもまだあります。

子供達が安全に過ごせて、学校に通えるようにするには、これから地域全体でいろいろ頑張って行かなければならないと思います。

国は簡単に通達だけ出せばいいでしょうが、実際に行動するのは地方自治体。
お金を出さずに口を出す。

これも国の勝手を象徴するお話ですね。