岩手の旅 その2 です。
奇跡の一本松と、そこに訪れた人の休憩移設。
一本松茶屋からホントにすぐの所に岩手 道の駅2 道の駅 高田松原 TAPIC45があります。
震災で被災したここは現在、休業中となっています。
当然スタンプは押せませんが、寄ってきました。

震災遺構としての保存が決まっているというこの道の駅は幸いにも中での犠牲者はいなかったのだそうです。
逆に屋上に上りやすい設計になっていたのでここに避難し助かった方もいたのだとか。
本当に良かったと思います。

この建物の敷地内には「慰霊碑」と「復興まちづくり情報館」があり、慰霊碑の建物の中にはたくさんの折鶴や花が飾られていました。
復興まちづくり情報館には、高田松原の被災した松の根っこやたくさんの資料が飾られてあって、当時の本当に大変だった陸前高田の状況を今に伝えてくれています。

震災遺構というのは本当に難しいと思います。
震災からもう4年3か月以上。
私が見た陸前高田の更地の中にはたくさんの方が犠牲になった市役所や市民会館があった場所がどこかにあったと思います。
でも、更地になってしまうとそれがどこであったのか解らない。
復興が近付いているということと同時に、震災の犠牲が風化され忘れられていくというのも間違いなくありそうです。
被害にあった方々には、見るのも辛い思い出かもしれませんが、それでもこの地に足を運んだ人達が震災の事を忘れずに伝えていくためにも、やっぱり意味のあることなのではないかと私は思いました。

高田松原の道の駅は「休業中」となっています。
この建物が再び道の駅として開業することは無いでしょうけれど、それでもいつか陸前高田に岩手道の駅 2番が復活してくれるといいな、と思いました。

その時には頑張ってまたスタンプを押しに来ようと思います。