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私達にできること

熊本地震から間もなく3日。

直下型の地震で、東日本大震災とは違う形での被害が広がっていく様子に、今も心配な気持ちでいっぱいです。
何かをしたい。
でも、今はそれを変に行動に移してはいけない時期だと思います。

私達の東日本大震災の時、被災地は本当に困窮しました。
特に最初の3日間。(福島の場合はその後が大変でしたが)被災地も混乱し、現地の自治体も対応に多くの人が完徹してあたっても、平等に食べ物や物資が行きわたらなかったり、寒い中で苦しい思いをする事は多くありました。
各地で物資や人手が不足しているのもまた事実だと思います。
でも、だからと言って私達が安易な考えでボランティアに行こうとしたり、物資を届けようとしたりするのはかえって被災地の迷惑になることが多いです。

東日本大震災の時に実際に体験したことですが、個人が個人に送る場合はともかく、被災地に荷物を送る場合、良かれと思って送った品が被災地にとっては負担になった例がいくつもあります。
例えば、超ド派手なコートやタイトなスカートなどは着る人を選び、最後まで手に取って貰えないまま廃棄処分されることもあります。
下着はとにかく不足していましたが…その、人が履いたかもしれないパンツを、皆さん、履きたいと思います?
子どもの為に、と送られたオモチャが中古品の、しかも破けているものだったり壊れていたり。
電池で動くオモチャが電池切れだったり。
せっかくのご好意だからできるかぎりは使いましたが、最終的にはゴミになった品もあります。
本も気軽に読めるマンガなどはともかく、興味のない政治の本や、啓発本などは落ち込んだ被災者は手にとってもらうことはできないでしょう。
子供服もサイズの問題があって必要ではあっても、大量に送られても困るものでした。
種類のバラけた鉛筆やケシゴム、文房具なども仕分けて配布するのに手間がかかります。
生ものは配布するまでに傷むし、外国の化粧品などもそもそも何なのか分からず使えなかったり。


なので、ハッキリ言います。
今は、個人が個人に求められ、宛てるもの以外、支援物資は送らない方がいいです。
今、一部で個人からの物資を受け入れているところがあるので、送るならそういうところから。
ちゃんと届くかもどかしくても、募金するのが一番だと思います。
少し落ち着いてから自治体やボランティア団体が求めるものを送る形にして下さい。
ボランティアに行くのも今は止めた方がいいと思います。
余震が続く中、避難所は物資も場所も避難された方の為の場所。
車で寝泊まりするにしてもその車を置く場所さえ、災害当時は貴重だったりします。
自分の食事や安全は自分で確保するのがボランティアの大前提でもありますから、現地が一番大変な今、助けに行きたい気持ちはあっても、特別な求められるスキルを持っている方以外は今は控えるべきかと。

私達に今できるのは本当に僅かですが、被災地から発信された言葉に耳を傾け、そして心から励まし応援する。
私もブログ開設当時、誰かと繋がっている、そう思えただけで救われたし励まされました。

それが今、できる僅かで、でも大事な事だと思います。


拍手のお礼を更新しました。
白河に最初に来てくれた時のくまモンの写真。
くまモンも今、大変でしょうけれど頑張ってほしいと思います。
がんばれ、熊本! 頑張れ くまモン!
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