ここは原発最前線の町

今日は仕事が少し早く引けたので友人と三春の滝桜を見に行きました。
丁度満開。
平日だったので幸い、それほどの混雑もなく滝桜を見てくる事が出来ました。
…まあ、それでも人はたくさんいましたが。
いつも大抵、土日の、混雑を避けるために朝、行く事が多かったので屋台が賑やかなのを見るのは久しぶり。

1000年の時を経てきた福島の誇り。
人々を見守る美しい滝桜を満喫してきました。
…いろいろ美味しいものも食べながら。

合戦場の桜も今日から満開だそう。
土日はちょっと用事もあるのですが、ぜひ一度は見に行きたいと思っています。
中通りの桜は、今丁度満開。
ぜひ、各地の桜に足をお運びください。



有名な桜だけでなく、山の中の桜とか、普通の家の側にポッと咲いている桜とかも、キレイですよ。
きっと今週末はどこに行っても桜が、花が出迎えてくれると思います。

最初から書いていることですけど。
福島が皆さんの中で、大震災の、原発被災地ではなく。
美しい花の咲くところ、と。
そう思って貰えると嬉しいです。

まず、今回の事については、人それぞれに受け止め方、考え方があるので、あくまで私の意見という事で。

日曜日、夜の森公園に3度目の花見に行った時、ゆっくりと桜満開のアーチを道の端まで行って戻ってきました。
その途中で
「あれ？」
ふと、私はあるものに目と足を止めました。
「本当にこんなもん？」
それはモニタリングポストでした。
小学校と児童館とアパートというか公園にあったのですが、その数値は
「０．６６６」
オーメン、ではなく。
原発から２０ｋｍ圏内。
目の前に帰還困難区域がある富岡で、１を切る数値が出るのか？
と少しびっくりしました。
比較にするのは失礼ですが、飯館村とか福島市などではこれ以上の数値が出ていたこともあります。
見る限り、下はコンクリート舗装や除染もされていないし、そうしても、空気中にあったりすると結局は上がりますから、これがリアルな富岡の空間線量なのでしょう。

覚悟したほどじゃないな。
というのが正直な「私の」印象。
２〜３くらいは覚悟していましたから。
６国沿いも、除染はされているでしょうが双葉警察署の本庁舎などは０．２台だったようです。
まあ、原発事故までは０．０代で、元々無かったものですから空気中や地表のセシウムなんて。
十分に多いのではありますが。

この数値を高い、怖いと見るか。
こんなもん？　意外になんとかなるんじゃ？

と思うかは人それぞれですが、それによって、福島の見方とかも変わってくるように思います。
とりあえず、来年も夜の森の桜は見に行きたいと思いました。
来年は、今年より少し安心して見れると思います。

(なお、単位はμSv／ｈです。)