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それでも、受け入れて…

ちょっとシビアな話。
福島には福島民友と、福島民報という二代新聞があります。
地方新聞が1県に二つあるのはけっこう珍しいそうですが、その一つが6日から【復興の道標・作業員】という特集を始めてます。
今回の記事では原発作業員ではなく、除染作業員の方の死について載せていました。


http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160106-040151.php

原発作業員や、除染作業員の方が亡くなるとそれ=放射線障害と結びつける方もいるのでしょうが明確な事故などはともかく、元々病気になっても病院にも行けない仕事も無くてホームレスに近い形でいる方は一定数いたでしょうし、その方達が急激に生まれた「除染」という雇用にしがみ付き、抱える多くの問題が顕在化した、という指摘は多分間違っていないと思います。
勿論、他にも色々問題はあります。
手抜き除染とか…地域との問題とか。
だから、最近はこういうキャンペーンとかもしているみたいです。
問題を起こす人というのはごく少数で、あとは真面目に取り組んでいらっしゃるであろうことは解っているんですけどね。

でも…除染作業というのはもう福島に住んでいると道路工事のようなもので、どこでやっていてもあまり気にならないのですが、福島の風景を良くも悪くも色々変えてしまったなあと思います。
始まったばかりの頃は知らない男性が何十人単位で自分の町を歩くことに不安を覚えた人たちも、今ではもうそれにどこか、慣れてしまっているのかもしれません。
起きてしまった原発事故と、ばら撒かれてしまった放射能のように。


記事を読んで色々な思いはありますが、結局は、全て受け入れていくしかないのかな?
と思いつつ、今後のこの記事には注目してみたいと思います。

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