「かんなさん」
「はい」
「良ければ、俺と付き合ってもらえませんか」
もしかしたら、いつかはって思ってたけど、思ったよりも早くてびっくりした。初めて会ってからまだそんなに時間が経ってない。確かに2人で会う機会は出会ってからの時間の割には多かったかもしれない。だけど。
「初めて会ったあの日から、俺はかんなさんに惹かれていました。何度か会っているうちに、ただ友人としてでなく、恋人として付き合いたいと思うように。かんなさんのことが好きです」
「あの、私で良ければ……よろしく、お願いします」
「本当ですか…!」
「はい」