あるあるー
あのな、あれやん、
好きなバンドの人が提供した曲とかつべで聞いてみるやん
歌詞調べてみるやん
変にナノスパにハマるところあるやん
……まだポチッてないから…!
(時間の問題)
さて、レッドブルに手を出したエコさんですが、無事に1回目は乗り切った。
9月末に向けてまたアレですね、朝霞Pごっこは続くよ!!!
むしろこっちが本丸だよ! ちーちゃん並の体力がほしい
明日は久しぶりに作業するんや……秋学期仕様のお話とかやりたいんや
「芹ちゃーん」
「どうした」
「バンドやるって話ー、どーなったのー?」
ドコドコとペダルを踏みながら和泉が急かしてくる。気分でバンドをやりたくなるのはよくあること。言うだけならタダだ。ただ、やるぞと言って簡単に人が集まるモンでもない。
私と和泉だけがいたところでベースとドラムだ。コード進行の出来るヤツがいるに越したことはない。身近なところで言えば森ナントカがギターをやるけど、アイツは何気にジャンルが違う。
買い物を終え、息抜きに何気なく入ったコーヒーショップの喫煙席。連れがいないと席を躊躇する必要が少なくなるのが気楽だと思う。高崎やリンならともかくとして。
充電出来る席を確保して、スマホのバッテリーを接続する段取りを。傍らにはソイラテとチョコレートケーキ。本の準備も万全だ。ある程度長居をする準備は整う。
「石川」
名前を呼ばれて顔を上げると、星大にゴロゴロいるただの眼鏡とは違うインパクト。軽い質感の髪を茶色く染めた色付き眼鏡、それとデニムジャケット。
「えーと、岡崎」
「久し振り。隣、いい?」
「あれっ、自販機ちょっと変わりましたねー」
「ホントだね。でもよかったねちかちゃん、デカビタは安定の3列だし」
今日も今日とてバイト中。休憩時間になって食堂に入ると、自販機にはところどころ準備中という文字が浮かんでいた。
倉庫での仕事は軽作業とは名ばかりで結構な肉体労働。仕事が忙しくなるのと比例するようにデカビタとかリアルゴールドとか、ああいう色の炭酸が飛ぶように売れる。
俺も小さい頃からのプール通いで擦りこまれたのか、ああいう飲み物が好きでよく飲んでる。会社の自販機で買うのもそればっかり。
「夏合宿お疲れさまでしたー」
「はあああ〜……」
「つばめ、エクトプラズムみたいなの出てるぞ」
「しんっ……どかったあ〜!」
夏合宿翌日、改めて今後の方針を話し合うための対策委員の会議。今にもちゃぶ台をひっくり返さんばかりのつばめ。ため息からは何らかの気が見える。
この夏合宿、陰の殊勲者は間違いなくつばめだ。まあ、何がとは言わないけれど、俺は心の中じゃつばめに土下座しっ放し。壮絶な班の環境にありながら、会計としての仕事も完璧だったし。