HERE TODAY DIARY Season2

　今日は母に振り回されて散々な一日だった。老いるとこれほど子どもみたいになるのだろうかと思うほどである。驚いたことに、私が買っておいたアイスクリームを隠れて二日間で全部食べてしまったという事実！(苦笑)本当に困っちゃう。そんな母が誕生日を迎えた。彼女の大好物を作らなくちゃね。


　自分の未来なんて想像もつかないけれど、日本の20年後、30年後を考えたときに、この国がどうなっているのだろうかって、最近考えることが多くなった。経済はこれ以上成長しないだろうし、果たして未来に日本という国が存在していられるのかという気持ちになってしまう。
　 大人になるに連れて学校では曖昧に教わったことが、今になって様々な事実を目の当たりにするたび、漠然とした違和感や不安が大きくなる一方な気がする。それは歴史の中の事実だったり、大人が作り出したまやかしだったり…。政治なんかはいかに無責任か思い知らされた。教育もである。教育のコントロールは物凄い威力で浸透させるから、綺麗事しか教えられていない。だから今になって動揺が大きいのかもしれない。
　福田総理があんなにオドオドしながら国会を運営しているのに、この国民は何も言わない。だから海外にいい影響も与えないし、日本の意見が世界の国々に届かないし、耳を傾けてもくれないのである。情けないことに、諸外国からずっとずっと置いてきぼりにされていることを彼は多分気づいていない(笑)

　善光寺が聖火リレーのスタート地点を辞退したのは、立派な英断だった。その時、福田総理は「残念なことですね」とポツリ。あなたはいったい世界をどのように考え、国民を思っているのでしょう(笑)困難な環境、悲しい境遇に置かれている人々に手を差しのべる慈悲すらないのだろうか。もう、うんざり。


昨夜観た作品は『クィーン』(2007年)
　1997年8月31日。チャールズ皇太子(アレックス・ジェニング)と離婚したダイアナ妃は、充実した生活を迎えようとしていた。パリで恋人と車で移動中、パパラッチの執拗な追跡をされながら交通事故で亡なる。それは就任間もないブレア首相(マイケル・シーン)やエリザベス女王(ヘレン・ミレン)らロイヤルファミリーに伝えられた。彼女はフィリップ殿下(ジェームス・クロムウェル)や孫たちとパルモラル城内で過ごしていたが、ブレア首相がバッキンガム宮殿へ戻り、国民や世界に声明を出すことを何度も提言したが、エリザベス女王は頑なに断り続ける。一方、国民はダイアナ妃の死に悲しみに暮れ、マスコミも王室に不満を抱く。それは女王にとって初めてのバッシングだった。
　どうしても観たくて、スペシャルエディションDVD買っちゃいました！(笑)詳しい解説付きブックレットやダイアナのポストカードつきで、私の宝物になりそうです。ヘレン・ミレンは仕草から喋り方など、あらゆるシーンでエリザベス女王にそっくりでした。イギリスのニュースでよく聞く年代物のジープの運転シーンも出てきましたよ。他の面々もみんな特徴を掴んでいるので、本人にソックリ！ダイアナと確執があった事にも触れ、伝統の中で生きる苦悩や孤独も描かれています。王室は日本の皇室のように、まだまだ謎は多いので、こんな風に暮らしているんだって考えさせられましたね。
　ダイアナ妃、私は大好きでした。昔通っていた東京の病院で、彼女が視察に訪れたあと、診察に行ったら看護婦さんが「素敵だったわよ！とっても気が利いてて、子どもたちにこうしてあげてくださいって色々言ってくれたわ」とか私に興奮して話してくれたのを思い出しました(笑)ブレア首相は“国民のプリンセス”と言いましたが、私は世界のプリンセスだと思います。永遠のね。