激しい雨が降っている。ちょっと前だったら雪だったのに、随分暖かくなってきた。玄関ポーチにお花を植える季節になった。毎年母と二人でホームセンターに行き、好きな花を選び、プランターに植えるのが楽しみなのだが、今年の母は体調もあまり良くないので私一人でやることになりそう。この間、両親を連れて行った時、何かぶか買ったのだが、何となく物足りない。私が大好きな金魚草がなかったからだろうか。
そういえば姉が、アネモネがいくら探しても見つからないと言っていたのを思い出した。アネモネの赤は花壇にいいアクセントになる。アネモネの英名がWind flowerと言うくらい、去年の種が風に乗って再び咲くので、どうしてこんなところに?と驚くくらい不思議な場所で咲いていることがある。我が家で去年植えたアネモネの種は今頃、どこで花を咲かせているのだろう。花言葉は“期待”“固い誓い”“儚い夢”。新しい生活にぴったりの花だけど、桜のように散るときは呆気ないのが切ないところである。
幸福は「状態」ではありません。
大切なのは、ただ何かに夢中になっていること。
その行動の中にしか、幸福は存在しないんですよ。
と言ったのはイギリスの哲学者、J・S・ミル。お花を植えることは日常のほんの些細なことだけど、日々の小さな幸せ。小さいことでも幸せと感じられることはとっても幸福に思う。さあ、またお花を探しに出掛けるとしよう!
昨夜観た作品は『記憶の棘』(2004年)
ニューヨークで家族と裕福に暮らすアナ(ニコール・キッドマン)は、十年前に夫のショーンを心臓発作で亡くしている。悲しみからようやく立ち直り、新しい恋人ジョゼフのプロポーズを受け、二人の婚約パーティーが開かれた夜、ひとりの少年(キャメロン・ブライト)が訪ねてきた。少年は「僕はショーン、君の夫だ」とアナに告げた。動揺したアナだったが、夫と自分しか知らない出来事をショーンが話し出すうちに、アナは本当に生まれかわりかもしれないと思い始める。
その男の子が生まれ変わりか否かは、観た人が誰かと語り合うためにラストシーンをあんな風にしたんだと思います。実際に私の知人の知人が“生まれ変わりの人に出会って結婚した”という話を聞いたことがあるので、私は信じたい方ですね(笑)しかし、脚本が上手かったですね。十歳の男の子が「君を愛してるから!」なんて普通に言うかしらとか、こんなにドキドキさせられたのは久しぶりでしたね。
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