父が庭から摘んでくれたグラジオラス。夜、こんな風にライトで照らすと何かセクシーですな(笑)
漫画家の楳図かずお氏が自身のトレードマークである紅白のボーダーが外壁の家を建てることで、ご近所と揉めているという。何というか、両者とも大人げないですな。
地域の景観が害われるとおっしゃるなら、打ちっぱなしのマンションとかも美しくないし、角ばった建物は冷たく感じないのだろうか?
ボーダー柄の家を建てるのは彼らしいし、とっても面白いと思う。しかしながら、芸術のクオリティは一人一人違うとはいえ、自分が思い描くままというのもちょっと勝手すぎる気がする。
元々、日本家屋は緑の景色に溶けこむように土壁や木造でつくられていた。西洋のアールデコなどのモダンな文化が入る明治時代までは、実に簡素であり自然に優しいものだったはず。
家を建てるとき、住み心地以外で考えることは、やはり外観に気を遣うだろうけど、どこまで自分の好みで作るだろうか。ましてや公共の外観まで気を遣うだろうかとか考えると永遠にループしてしまうね(笑)
でも結局のところ、奇抜な建造物はなかなか認められないかもしれない。偶然にも昼間にル・コルビュエのドキュメンタリーを観たけれど、彼は打ちっぱなし建築の第一人者である。機能的で住みやすいつくりなのだが、他の人が設計した同じフランス人の建造物の方が装飾も美しいしフランスの持つ美意識に合っていると思った。つまり理想な建造物とは、その国で暮らす人たちの文化や伝統を守りながらじゃないとおかしいってことになる。
とはいえ、私はガウディのようなモダンなのが好きだし、アールデコな感じも好きだったりする(笑)しかも我が家を建て直すとき、外壁の色には家族と少々揉めたクチ!結果、Honeydewに近いグリーンの色にしようという私の案は却下されグレーの外壁になったことが未だに心残り。楳図氏も何か解決策があればいいですな。
昨夜観た作品は『日本以外全部沈没』
時は2011年。原因不明の天変地異でアメリカ大陸が一週間で沈んでしまった。アメリカ開国最大の死亡者が出て、各国はアメリカからの難民を受け入れることにしたが、他の大陸も次々と沈み始める。
小松左京の『日本沈没』を筒井康隆が大胆にパロディした原作の映画化です。去年だったか、私は仕事でさらりと観ていたのですが、改めてじっくり観ると『シベリア超特急』ばりのB級の面白さをかもしだしてました(笑)あと、稲川素子事務所の外国人俳優(アンビリーバボー等の再現ドラマで出てくるあの人たち)も出てきます。あまりのくだらなさに大いに笑いましょう!(笑)
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