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太陽はひとりぼっち

 なんというか、こんなにショックなニュースが続くと言葉を失うねえ。昨日はベルイマンでしょ?今日はなんとミケランジェロ・アントニオーニ監督の訃報ですよ、you!(って、誰にいってるんだよ、私!落ち着け、私!)

 語り出したら長い話になるなぁ。私が映画を観始めた小学五年生の夏休みに、当時大好きだったアラン・ドロン様主演の『太陽はひとりぼっち』と『さすらい』を初めて観た。これほどお洒落な映画があったのかと思うほど素敵で、それから随分あとになってからM・アントニオーニという監督の作品だったことを知った。偶然にも大好きなバンドTHE COLLECTORSが同じタイトルの曲を歌っていた。加藤さんに聞いたら、やはりアントニオーニ監督の作品に影響されたからだと言っていた。
 その後、『愛のめぐりあい』を観た。フランスとイタリアの四つのラブストーリーは、ヨーロッパの美しいロケーションとちょっとエロチックな雰囲気に圧倒された。それから『ナック』。これは私がモッズに興味を持ってから出会った作品。細い路地をバイクで駆け抜けるシーンはまさにモッズ!カッコヨカッタ、ハァ。ビバ、ネオリアリズム!
 それから『欲望』もヌーベルヴァーグの代表的な作品でしたな。ヤードバーズのライヴシーンでジェフ・ベックがギターを壊した場面が有名だけど、ヴァネッサ・レッドグレーヴがキュートだった。彼女の出世作でしたな。ブリジッド・バルドーと並ぶモッズのアイドルだった。
 でも個人的に好きだったのが『砂丘』。60年代半ばの反体制闘争に揺れる学生たち。主人公はセスナ機を盗んで砂漠地帯へ。“死の谷”(サブリスキー・ポイント)に降り立つ。そこで出会った瞑想の土地を求めている女性と、白昼夢のような砂漠でピンク・フロイドの音楽をバックに裸で愛し合うシーンが凄かった!

 昨日のベルイマンが89歳、アントニオーニが94歳と、映画監督は大往生みたいですな。アントニオーニはイタリア映画界最後の巨匠。この間私が観たばかりの『ある女の存在証明』の頃に患った脳梗塞で、晩年も意識障害と右半身不随に苦しんでいたそうである。ご冥福をお祈りいたします。


昨夜観た作品は『銀河ヒッチハイクガイド』
 朝、物音がして外に出たアーサーは家の軒先で工事作業をしている人たちに、何事かと尋ねる。すると、この家を壊してバイパスが通るといわれた。そんな時に親友のフォードがやってきて、地球がまもなく破壊されることを知らされる。実は彼は異星人で『銀河ヒッチハイクガイド』の著者だという。
 全世界で1500万部売り上げられたカルトSF小説の『銀河ヒッチハイクガイド』を映画化したものだそうです。銀河系を通るバイパスには地球が邪魔だからという理由で、地球が消されるという、実におバカなお話で変なマペットの宇宙人とかも出てきたりして、かなりB級!(笑)イギリスでもこんな映画作るんですね。
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誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
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