東海村の原子力開発機構の事故。
放射能漏れを隠し、汚染された空気を外に出してしまった。
そんな話を聞いて、ああ、またか。
と思いました。
事故なんか起きないと安心して、油断して、そして事故が起きると焦ってそれを必死で隠そうとする。
福島原発の事故と同じコースをまた辿っているんだなあ。と。
本当に懲りていないのだなあと。

正直な話、私自身は原子力や、原発にそれほど批判的ではありません
有効に使えればどれほど人を助けられるか解らない技術です。
でも、それを使う人間が、まだ育っていないのかもしれません。
人の手に余る技術なのかもしれません。

この間のある研修会で、
「危険防止の為使う子供を選ぶ遊具を作っている。最初の一段が80cmある滑り台。それを使いこなす能力があって初めて使うことが出来る」
という話を聞きました。
原子力にとっては発見や理論の確立がその第一段目だったのでしょう。
問題はその第一段目が超えられた人ではない人がその技術を使うようになってしまったこと。

とにかく、事故が起きることは仕方ないけれど(原子力の問題は仕方ないですまないのは承知の上、あえて言ってます)その後の対応を誠実にしてほしい。
そう切に願ってなりません。