田村市はいくつもの町村が合併してできた市なので横に長いです。
その為、今回の原発事故で警戒区域と、避難準備区域、そして普通に生活できる区域が混在するという珍しい現象が起きてしまいました。
こういう事になったのは田村市と南相馬市だけです。

しかし、その警戒区域が4月1日から解除になります。
元警戒区域だった場所は避難指示解除準備、居住制限、帰還困難の三つの地域に再編成され、田村市はそのすべての地域が避難指示解除準備区域となります。
元々田村市は風向きの関係で、警戒区域でも毎時2マイクロシーベルトを超えることは稀でした。
今はもう1を超える場所も少なくなってきています。
今年1年間で学校や居住エリアの除染や、ライフラインの復旧を行い、それらが整い次第住民の帰還を目指すという事のようです。

長期低料被ばくによる影響が解らない中、やっぱり不安はありますが、おおむねこの決定は歓迎されている様子。
借り上げ住宅や、雇用促進住宅、仮設住宅の契約の区切りとなる2年を目安に戻っていいなら戻りたいという声はやはり大きいです。
既に避難準備区域が解除されているので、早く学校が再開され、人が戻ってきてほしいと願う人も多いのですが、子供を持つ親にはやはり不安も大きく、ある程度人々の生活が戻るのはやはり来年度の事ではないでしょうか。
警戒区域や避難準備区域の人達が、完全な安全は無理でも、ある程度安心して帰れるようにする。
それが平成24年度の田村市の課題になりそうです。

平成23年度は実質今日で終わり。
今日は離任式や退任式がありました。
4月からの新しい年度がたくさんの人に希望をもたらすものでありますように…。



明日で高速道路無料化も終わりなので、仙台の友人を誘って福島巡りに行ってきます。
旅費は東電からの賠償金で。

明日は多分、ブログお休みします。
もしかしたら4月1日も。
逆に旅先から書くかもしれませんが…。