私はパソコンが苦手ではありません。
というか、むしろ得意です。
まあ、タグを打ってホームページ作るとか、プログラム作るとか自分で組み立てるとかそういう本当に得意な方たちとはレベルが違いますが、年賀状を作るくらいは苦になりません。
今のご時世30分あれば、とっても綺麗で可愛い年賀状がいくらでもできます。
勿論、それが悪いわけではぜんぜんありません。

ただ、年賀状の無料画像サイトを巡っているときに、ふと、思ってしまったのです。
これで、いいのかな?
って。
今年、年賀状を出す人はそう多くありません。
本当にお世話になった人、本当に大事な友人。
その人達の新しい年に、特別な、今までとは違うお正月に、何かできないかなって。

で、私は数年ぶりに埃をかぶっていた道具を探し出しました。
それはステンシルの道具で、まあ型ぬき版画です。
今ほどパソコンが普及していない時、これを使って年賀状つくりをしたのです。
古いスタンプやインクを買い直し、型を作って今年は手作りで年賀状を描きました。
一昔前まではステンシルシートなんていうのが、大抵の文房具屋さんに会ったのですが、最近は本当に見かけなくなりました。
ネットで古いのを売っているお店などもあたって、なんとか足りない道具をそろえ、今日、一日かけて年賀状を作ったのです。
パソコンを使えば住所印刷まで1時間もあればできる年賀状つくり。
でも今回は半日かかってやっと絵を作り終わったところです。

版を変えて、色を考えて、小物を配置してシールを貼って。
苦労はしましたがちょっとは綺麗にできたかな、と自己満足。
近くで見ると粗も多いし、もう少しシンプルでもよかったかな、と思うのですがまあいいや。

後は住所とメッセージを書いて贈ります。

今年お世話になった大切な人達に、少しでもありがとうの気持ち、そして来年が良い年であるようにと願う思いが伝わりますように‥‥。