震災後、180度変わったことがいろいろあります。
その中の一つが「自衛隊」という組織への思いです。
以前は自衛隊が私はあんまり好きではありませんでした。
どうしても「軍隊」というイメージがあったからです。
守る為の軍隊というのが詭弁に思えていたのです。
でも、震災後、そんな考え方は消えてしまいました。
原発での放水をはじめとする、自衛隊の皆さんの活動を、今回の大震災の被災者で悪く言う人はだれ一人いないと断言できます。
私の勤める施設にも数か月の間、自衛隊の両親を持つ子供が来ていました。
ご両親が震災派遣の為家に戻れないので、おばあちゃんの所に預けられていたのです。
私自身はその子を通じて以外は自衛隊の方と直接のかかわりはありませんでした。
常葉ではタイミングが合わなかったのか自衛隊の大きな活動は無かったからです。
けれど、船引の避難所での給食支援、入浴支援に
「とても助けられた」「嬉しかった」「生き返った」
と言う声はたくさん聞きました。活動を見る機会もありました。
自分達も被災者で、家族や家を失った人もいた筈。
けれど、避難の方たちに温かい食事を出しても、自分達は非常食を食べて働く。
自分の子供を預けて働く女性もいて。
そんな姿に心から頭が下がりました。
その後の自衛隊の方たちは、警戒区域での遺体捜索やペットの保護、建物の除染に至るまで一生懸命に頑張って下さいました。
人々を守る為の組織、というのその行動で表してくれたのです。
自衛隊の被災地での活動は昨日で終了したのだそうです。
本当にありがとうございました。と心からお礼を言いたいです。
自衛隊の両親を持つその子は今は家族の元に戻っています。
その子の七夕の夢は
「じえいたいになりたい」
今は心から、叶うようにと祈ります。
2011-12-27 23:18
自衛隊の皆さん ありがとう。
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ぼくでは絶対にできないだろうなと思ってしまいます。
活動おつかれさま、ゆっっくりと休んで
こころと体を癒してほしいと思います。
ブログ主さんも、年末年始、ゆったりとお過ごしください。
自衛隊の皆さん、警察の皆さん。
放射線というわけのわからない恐怖と戦いながらの任務、本当に大変だっと思います。
それに比べたら私達は本当に恵まれています。
感謝の言葉もないくらいです。
辛い中の活動から解放されて心をゆっくりと休めて欲しいですね。
あなたみたいに自衛隊に嫌いな方が今回の活躍で自衛隊に好感を持たれるのは嬉しい事です。
私の父は警察官ですが、警察のほうが任務が世間で認知されており自衛隊より支持されているのを実感しております。
しかし日本にある組織で、他国の軍隊から国家を防衛する事は自衛隊にしか出来ない唯一の任務です。
もちろん戦争はない方が好ましいですが、自らが仕掛けなくても相手から仕掛けられる事は歴史上いくつもありました。
実際に戦争になったら災害派遣の時とは比べ物にならない程危険であり命を懸けなければいけない事も忘れないで下さい。
書き込みありがとうございます。
失礼なことを書きましてご不快な思いを与えてしまったようでしたらどうかお許しください。
永世中立国であるスイスも軍隊があり、守る為の戦いというのもどうしても必要であるということも理解しております。
戦争を放棄した日本ですが、もし本当に他国に攻められたりしたら、守る為に戦わなくてはならなくなるのでしょうね。
その為の組織であるということも含め、今回の大震災は自衛隊についても考える機会となりました。
今回の震災での活躍に感謝するとともに、自衛隊という組織が軍隊として動かなくてはならない日が来ない事を願いつつ、ご活躍を心からお祈りしています。