土曜日と言っておきながら昨日も更新をお休みしました。
そんなのに来て下さった方々、ありがとうございます。

震災から約二か月半、仙台と東京の友人と再会してきました。

新幹線の中で出会った仙台の友人の前と変わらない笑顔を見て、なんだか泣き出しそうになったのは多分、彼女の方も同じだと思います。
でも、いつもの通りに
「ひさしぶり」
「元気だった?」
で再会しました。
宮城県はやはり本震の時が大変だったみたいです。
彼女の職場は多賀城市で決して海から近い、と言う訳でも無かったのにそれでも津波が身長丈以上に届いたと言います。
私も、彼女も震災での思いは本当に一度語りだすと止まらなくなるのですが、
互いに話を聞きあい、そして生きている事の喜びを改めて実感しあいました。

泊まったのは東京のラクーアという温泉センターなのですが、そこは私が東京に友人と遊びに行く度定宿にしていた所です。
足裏マッサージなどができるコーナーがあり、本当に何カ月かぶりに予約を入れたら、以前担当してくれた方が、顔を見て直ぐに
「ご無事でしたか? 心配だったんですよ」
と声をかけてくれました。
以前来たときに、東北から来たと雑談のように話したことを覚えていてくれたこと。
そして声をかけてくれた事。
接客商売だからということを指しい引いても、本当に嬉しかったです。

正直、福島県人だからと断られることがあるんじゃないかと、心のどこかで心配していました。
避難して戻ってきた方からそんな話を何度か聞きましたから。
でも
「そんなことあるわけないじゃないですか! むしろより、リラックスして頂きたいと思います」
と明るく笑ってくれたことになんだか緩くなった涙腺からまた涙が出てしまいました。

正直、自分はここで死ぬのかと思ったことも何度かあった震災直後の一週間。
「何度か走馬灯も廻ったね」
と言った友人と形こそ違いますが気持ちがよく解ります。

まだ、状況は厳しく先が見えません。でも、こうしてまた友達と出会えたこと、笑い合えたことが本当に幸せなのだと改めて実感しました。
あんまりはしゃぎ過ぎたのか、戻ってきてすぐに眠気に負けてしまいました。

まだそれどころではない方々もいて贅沢だと思いますがまた、みんなと会いたいと思いました。