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今はそっとしておく時

連休2日目。
私としてはGW一番のイベントは28、29日の会津突貫ツアーで終わったのであとは地元のイベントを覗いたりしながら仕事や部屋の掃除してのんびりするつもりです。
ただ、昨日はちょっと体調を崩していたので家にいました。
最近始めたツイッターなどを覗きつつ。
そして、まあ、今まで避けていた話題とちゃんと向き合おうと思ってこれを書いています。
異論反論はあると思いますが、一意見としてお聞きください。
なお、反論にも誠実に答えるつもりですが、いつもの「新潟 NTTぷらら」からのコメントは問答無用で削除しますので悪しからず。


先月末、TOKIOの山口達也さんが未成年者への強制わいせつで書類送検された、という情報が報じられました。
TOKIOと言えば言わずと知れた「福島の心の支え」
浪江町に鉄腕DASHのDASH村があったことから東日本大震災の原発被災者であると言え、いろいろな被害に苦しむ福島を最初期からずっと支えてきてくれました。
そのTOKIOの山口さんが、ということでショックがあったのは勿論です。
山口さんのどういう事情があったのか調べたりもしました。
ただ、その内容については部外者である私がどうこう言っていい事ではないと思っています。

事実はただ、

山口さんがお酒に酔って未成年の女生徒を呼び出し、わいせつなことを言ったりしたりした。
その件で女生徒は被害届を出し、山口さんは書類送検された。
本人はそれを認め、謝罪、示談が成立した。
事件が報道され、山口さんは無期限謹慎となり、TOKIOもその責任を負うこととなった。
起訴猶予処分になり立件はされない。

ただそれだけです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
山口さんが罪を犯したことは残念ですが事実ですし、それを弁護しようとか被害女生徒を責めようという気はありません。
ただ、私個人は山口さんを含む、今までのTOKIOが好きですし、彼らが福島にしてきてくれた感謝を忘れる事はありません。
解散はして欲しくないし、可能であるなら山口さんがいつか戻って5人でTOKIOとして笑ってくれたらいいな、と思っています。

ただ、良くも悪くもネット、特にTwitterの動きや発言は過激で。
Twitterに #今度は福島がTOKIOを応援する番だ
というタグができてトレンドワードになるくらい発言が過熱。
(まあ、私も声を重ねたのですが)
そして今度は「被害者の気持ちを考えろ」と叩く側も出てくるという状況に本当に目が回りました。
そもそもこのタグに「山口さんは悪くない」とか「被害者が悪い」とかいう思いはないでしょう。
ただ、福島を支えてくれたTOKIOへの感謝の気持ちを胸にもっていた人たちが(私を含め)タグをきっかけに声を上げただけです。
それが、どうしてそういう話になるのやら。
被害者の女子生徒の気持ちを考えろという気持ちも理解できますが、逆にそういう「正義」を振り回し「被害者の気持ち」を作り上げてTOKIOを応援したい人の気持ちや、山口さんの復帰を願う人を叩くことが、逆に被害者を傷つけている可能性だってあるんじゃないかと思ったりします。
少し前、そんなことがありましたからね…ホントに。
福島の為、という名目で見当違いな声を上げた人たちにどれほど福島が苦しい思いをしたか…。(遠い目)


憧れて、尊敬していた先輩に誘われて嬉しくて家に行った。
けれど違う姿を見せられ、酔って絡まれて怖かった。
だから親に相談し、勧められて被害届を出した。
でも、それが思った以上に大きくなって、謝罪され、示談も終わっているのに騒ぎになった。
こんな騒ぎになってアイドルを目指していた夢はもう事実上断たれてしまった。
そして、多くの人に愛されていたアイドルの芸能界生命を奪う事になるかもしれない。
それを被害者が苦しく思っている可能性ってないのでしょうか?

真実は解りません。
被害女生徒も、勿論、今も怖くて男の人が信じられないと思っているかもしれないし、山口さんを許せないと思っているかもしれないし、逆にこんな大事になって、山口さんに申し訳ないと思っているかもしれない。
当事者でないと解らないし、当事者でさえ解らない事かもしれません。
でも、現状では示談が成立し保護者でさえ
「娘にも、山口氏にもこれからがあります。この過ちで1人の人間の未来がすべて奪われてしまうことは、私たちも望んでいません。山口氏には、娘の心の傷に向き合いながら、これからを考えていただき、また娘についても、そっとしておいていただければと思います」
と言っているのですからこれ以上の制裁を望んでいることはないでしょう。
だから「被害者の気持ちを考えろ!」と振りかざすのも逆にきっと被害者を傷つける事になります。

TOKIOについてはそれぞれに応援し、被害者追及などは勿論せずに、そして被害者を守るべきだ言っている人たちも、それを掲げてTOKIOを応援する人たちを叩いたりせずに、今はただ静かに動向を見守るべきではないでしょうか?

山口さんについては、能天気な考えですが福島に来て頂ければいいのに、と思っています。
丁度浪江町は一部避難区域が解除されて、でも帰還は当然進んでなくて町はなんとなく廃墟状態。今、とても大変な時期です。人手も足りてません。
そこで、お客様ではなく1年位住人として腰を据えて住んで、彼を絶対責めない、けれど誰よりも彼が罪悪感を持ち、裏切ってしまった大切な人たちと共に日々を過ごしたら、本当の意味で福島を理解して支える事ができるようになるのではないでしょうか?
アルコール依存症のうわさもありますが、立ち直れると思いますし芸能界に戻れるにしても、完全に引退するにしてもきっと、この件を乗り越えた山口さんなら、どこででも生きていけます。

あくまで一個人の考えであり、繰り返しますが被害者を責める意味も、山口さんの犯罪を弁護する気もありません。
ただ、今は静かに見守る時。
心からTOKIOの感謝を胸に応援していくときだと思います。

大丈夫です。
福島県庁がポスターを外そうが、福島県民の多くはTOKIOへの感謝を忘れてませんから。
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